発売日が延期になってしまいましたけど……、だからこそ明るく元気に、盛り上げていきましょう!
宣伝部長 伏見茜です☆
そうそう、元気が一番!
お手伝いの武藤ツカサだよ!
ツカサは何も考えてないだけじゃないの?
お目付け役の龍野昌子もよろしくー。
そういえば、予約特典のテレカ情報が公開されてたね♪
あ、ばか!!
え?
大丈夫ですよ、昌子さん。
new伏見茜はそんなの全然まったく、これっぽちもへこたれてないです。
たとえ、ミサキさんとリーリアさんだけじゃなくて、アリスとマリナちゃんに、テレホンカードの座を奪われたとしても、
宣伝部長は私なんですからね……渡さないですから……うふふ、ふふふふ。
茜ちゃん……それ、余計怖いから。
茜ちゃん、泣きたい時は泣いてもいいんだよ?
アタシが受け止めてあげる!!
ツカサさん……。
ふえっ、うう、うえええええーーーん!
うーん、茜ちゃんのことを思うと、ツカサの一言は適切だった気もするけど……。
まだ始まらないの? 仕事だから待ってあげないこともないけど、なんて礼儀がなってないのかしら、SAGEの人間は。
時間を守るのは社会人として最低ラインだと思うのだけど。これだからPMCなんて……。
あはは……メリッサ、どうどう。
ラルフ、私はまだ怒ってないわ。
まだ……ね、あはははは。
えぐ。ひっく、……っく、私、スタッフさんに、嫌われて、るんですか、ねえ……?
そんなことないよ!
好きな子ほどいじめたくなっちゃう~みたいな感じなんじゃないかな?
……まだまだ終わりそうにないなあ。
今回のゲストはホワイトウォーターから、メリッサさんとラルフです。
はあ、やっと……。
メリッサです。よろしくお願いします。
僕はラルフ。今回はお世話になるよ!
それじゃ、まあ、さくっと本題行っちゃうと、ホワイトウォーターって何なの?
散々待たされた割に、対した質問でもないのね。
私達ホワイトウォーターは、世界トップクラスの民間軍事会社。
本部はACOにあるけれど、ACOのみならず、各国からの依頼に応えうる実力を持っているわ。
大統領さんの護衛とか、国家規模のあれこれにも仕事で行ったりするよね?
それだけの実績と、絶対的な信頼を築いてきたもの。
抱えている傭兵の中には、世界で名を馳せている人だって居るのよ。
へえー、なかなかすごいんだねー。
例えば、ヴォルトさんは元々NSEUのエースパイロットで、今もホワイトウォーターの現役空戦パイロットだし、航空教官として、すごいパイロットを育ててるんだよ!
はわわわわあああ!??
わ、私の知らないところで、もう、始まってますううう?!!
えええ、ウソ?!!
あ、おかえり。
ごめん、始めちゃった☆
はうううううう。
……はあ。
茜ちゃん、ハンカチ貸してあげるから、顔を拭きなさい。
……メリッサさん……っ!!
あのメリッサさんが……デレた?!
あの、とはどういう意味かしら?
そうだよツカサ~。
メリッサは実は優しいんだよ?
そうなんだ! ごめんね、アタシ誤解してた!
ラルフ……それは照れるから止めて。
え~、だってメリッサ、本当のことじゃん。
うむうむ!
今この時からメリッサ姉さんと呼ぼう!
それで、話を戻したいんだけど。
あ……こほん。
あー! メリッサ姉さんが照れてる。
ツカサ、邪魔するなら強制送還とかもあるよ?
わーーーーごめんごめんごめん!
はにゃ~、私……メリッサさんに恋してしまいそうです……っ!!
これって、時間内に終わるのかな?
にゃ~ん、メリッサさんは綺麗で優しくて、凛とした強いお姉さんじゃないですか~。私、どきどきしてきました、キャ!
そういうものかしら?
ヘルモードや楓からは、もっと可愛く愛想良くしろって言われるけれど。
ヘルモードはともかく、楓はいっっっっつもそんなことしか言わないんだから、気にしなくていいよ!
私だって、機械オタクとか言われるし。
え、機械オタクは褒め言葉でしょ?
ふにゅ~、そう思うのは昌子さんだけだと思います~。
あはは! でも、昌子とは一度、メカニックについてじっくり語り合いたいところだなあ。
ラルフは頼れるメカニックでもあるけれど、陸戦パイロットとしても貢献してくれているわ。
うわっはあ、メリッサにそう言われると、アタシ、照れちゃうな!
!! 今一瞬、僕っ子じゃあなくなりました!!
うう、茜ちゃん、指摘しないでよぅ。
可愛い……ごくり。
と、とにかく、メリッサに認められると嬉しいよ!
だって、うちの陸戦エースだもん!
パイロットとしてもすごいのに、射撃の腕もピカイチ!
対人戦などのエキスパートだし!
士官学校で身につけたことを実践しているだけだわ。
そうそう、その士官学校を首席で卒業して、もともとはACOの軍の選抜チームに入ってたんでしょー。
ヘルモードがそう言ってた!
それって、エリートコースだよね?
どうして軍をやめちゃったの?
それは、その……ヘルモードが……、ううん、色々あったのよ。
きゅぴん☆
それはどうも、私が大好きそうなお話ですね……!
茜ちゃん、ストップストップ!
それ以上は、ネタばれネタばれ。
はうわあ!!!?
えーっと、それではー、先ほどから名前が出ているヘルモードさんと、楓さんについても教えてください~。
二人とも、うちの空戦パイロットで、さっき少し話してた、そのヴォルトさんに鍛え上げられたんだー。
楓は口も性格も悪いんだけど、ヴォルトさんにだけは従順。
ヘルモードも、ヴォルトさんに対しては素直よね。
……いえ、元々ヘルモードは言うほど悪い人間じゃないのよ。
女性に甘くて言動も軽いから、だらしがない人に見えるけれど、仲間思いで、想いを実現するだけの実力がある……。
きゅぴぴぴ☆
茜ちゃんの目の輝き方が怪しい……。
僕だって、楓の実力は認めてるよ。
悪戯したり、アタシのこと変な呼び方したりとか、そういうのやめてくれたら、スパナ振り回したりなんてしなくて済むのに。
楓は馬鹿なんだよ。
カッ。
!!!!!?
ツカサ、ツカサ、とりあえず今すぐ何かボケて。
え、何その突然の無茶振り?!
茜ちゃんのスイッチが入りそうだから、とにかく早く!
ふへっへっふふふへふ。
え、茜ちゃん……?
ツカサ、茜ちゃんを止めて!
このままだと第三回の二の舞になっちゃう!
止めるって、だって、え?
素直になれない。
そう、だって、乙女心は傷つくのが怖いから。
でも、どうして、瞳を閉じて思い浮かべちゃうのは、貴方のこと……。
お二人の気持ちはよくわかります。はい大丈夫です。
大好物です美味美味!
ここはひとつ、私が力を貸しましょう!!!!!!!!!
茜ちゃん、すとおおおおおっぷ!
きゃっ!
………………………………………………
………………きゅう~……………………。
ツカサが思いっきりパンチするから、茜ちゃんが気絶しちゃったわよ?!
茜ちゃん?! おーい、茜ちゃん!
ごめん、ごめんってば! おーい!!!!
僕、アリスちゃんを呼んできますね!
どうするのよ一体……。
どうするったって……、
終わるしかないよね、これは。
そんな……!
こんな終わり方、間違ってるわ!
また次回~。
それまでに茜ちゃんが回復していたら……だけど。
あーかーねーちゃーーーーーん!!!!
はらりら~。