第二回 IOSって何?

  • 特別号 どきどき★初プレイ
  • 第十六回 秘密の機関と最終回
  • 第十五回 アームテック(おかわり!)
  • 第十四回 祝★発売です!
  • 第十三回 新しい隊長が来ますよっ!
  • 第十二回 とっておき*秘蔵コレクション
  • 第十一回 アートブック撮影秘話をばらしちゃいますよ~♪
  • 第十回 アームテック社の秘密
  • 第九回 出撃!! 漢たちの広場?!!
  • 第八回 ホワイトウォーターは同業者さんです
  • 第七回 ユニオンについて知ろう♪
  • 第六回 SCCのハイン君☆
  • 第五回 母国復興戦線って?
  • 第四回 SAGEってどんな会社?
  • 第三回 アンドロイドってなに?
  • 第二回 「IOS」ってなんだろう?
  • 第一回 結局ifの世界ってなんなの?
茜(笑)

またお会いできてうれしいですっ♪
SAGE870支社 特別対応班所属、乙戦2公式宣伝部長の伏見茜です~!

ツカサ(笑)

はいはーいっ、エントリーナンバー2番!
SAGE870支社 特別対応班所属、宣伝部長補佐役の武藤ツカサ☆

昌子(楽)

SAGE870支社 整備班 龍野昌子、宣伝隊のお目付け役だよ。

茜(楽)

前回は言い争ったりしちゃいましたけどぉ…

ツカサ(笑)

もともと私達、仲良しだし♪

茜(笑)

一緒に面白くしていきましょうね、ツカサさん♪

ツカサ(笑)

ねーっ茜ちゃん♪

昌子(楽)

『前回までのあらすじ』
宣伝部長の座をかけて、武見合戦(武藤vs伏見の戦い)が勃発したんだけど、エステルの「二人でやればいい。」の一言に双方の同意があり、無事休戦。

昌子(楽)

でも、いつまた武見合戦が再開されるかわからない…そこで、私も一緒に呼ばれたんだよ。

学美(楽)

武見合戦のそもそもの事の発端は、昌子の言葉だった。

昌子(笑)

あはは、ばれた?

茜(笑)

で、ですね、今回はちょっと難しい内容なんですけど、しっかりついてきてくださいね☆

ツカサ(哀)

難しいのは苦手だけど…頑張るっ!

茜(楽)

それでは、今回のゲストは…

ツカサ(楽)

だららららららららら…

学美(楽)

紹介遅い。もう出てる。

茜(驚)

ふええええ?!!

ツカサ(驚)

ええ、いつの間に?!!

学美(楽)

今回はIOSについて。

茜(哀)

はううっ、学美ちゃん…それ、私のセリフです~…

IOSについて

学美(楽)

IOSはインターオペレートシステムの略。

学美(楽)

大々的に発表されたのは1980年代後半。世界の産業機械制御の分野について大きな衝撃を与えた。
というのも、従来専門的な操縦技能が必要だった産業機械や果ては兵器の操舵に関してまでもが…

茜(驚)

はわわわわわわわわ! 学美ちゃん、ストップ! ストップです!

学美(楽)

どうかした?

ツカサ(驚)

説明が早すぎるっていうか、もうちょっと空気を読まないと!

学美(楽)

少なくとも、無理やりこのページのレギュラーに入り込んだツカサよりは空気は読んでいるつもり。

昌子(楽)

今日も学美は歪み無し…っと。

ツカサ(哀)

無理やりじゃないよ! ちょぉーっとスタッフさんに力でお願いしただけだよ!

昌子(楽)

今日もツカサは歪み無し…っと。

茜(驚)

こ、ここは宣伝部長の私が、がんばってまとめるところなんですねっ!
がんばります、茜…がんばりますっ!!

昌子(楽)

それで、IOSって結局は何なの?

茜(哀)

はうう!! ま、また、セリフをとられました…。

学美(楽)

IOSは、一人の操縦者の思考を読み取り複数の機体をイメージだけで操作できるシステム。
コンピュータや産業機械、車両、航空機、船舶などあらゆる操作を伴なう物に対して、インターオペラビティを保証し柔軟な運用が出来る。

ツカサ(哀)

いんたーおぺびらてー?

茜(よそ見)

インターオペラビティ…えーっと、ばらばらな数のものを、接続したり組み合わせて使ったときに、ちゃんと正しく動くってことです~。

茜(笑)

だからえっと、IOSっていうのは、すっごく便利なシステムなんです!

学美(楽)

ざっくりまとめられたのは不本意だけど、間違ってはない。
専門的な操縦技能が必要だったものが、共通のオペレーションシステムを使用する事で操作可能になる。これは、とても革新的だった。

学美(笑)

共通規格化された操縦席を持つ機体に、最適化された電子システムを搭載すれば、様々な操作に対応できる。

昌子(笑)

メカについてなら私の得意分野。コレクションの中から、特別に…コックピットの内部設計図を見せてあげる!

ツカサ(驚)

昌子のコレクションって…。

茜(楽)

ふにゃぁ。ひとつの操縦方法でなんでもできるってことですよね~。訓練時間も少なくなって、オトクです!

学美(楽)

そう。人員機材が雑多化する軍事請負会社にとっては無くてはならないシステムの一つ。
兵器の自動化が行われたのもIOSのおかげと言える。

ツカサ(驚)

えっ、誰もつっこまないの? 私が空気を読めてないの?!

IOS適性レベル

茜(哀)

ここまで聞くと、IOSって、「誰でも簡単に機械を操縦できちゃう☆魔法の道具」みたいですけど、実際は、そう簡単なものでもないんですよね~。

学美(楽)

IOSはイメージを操縦へと変える。
機体や搭乗者の生命維持に支障を来す程の軌道すら、現実のものとしてしまうだけの技術でもある。
IOSにはそれを扱う操縦者に「適性レベル」が存在し、それに見合ったIOSの感度に調整するリミッターが掛けられている。

昌子(楽)

じゃあ、そもそも「IOS適性」がない人はどうなるかと言うと。

茜(よそ見)

IOSの起動だって出来ないんですよね。

ツカサ(楽)

ふむふむ。

茜(笑)

えへへ、私、お役に立ててます?

ツカサ(笑)

うん!茜ちゃんすごい!

学美(楽)

まだ話しは終わってない。

ツカサ(よそ見)

ごめん…。

茜(よそ見)

ごめんなさい…。

学美(楽)

IOSの適性は先天的な素質とされている。
適性レベルが高い人ほど高度な操縦が出来る。あと、IOSパイロットの中には、機体の感じた気流の流れすらも感じ取れる人も居るらしい。

茜(よそ見)

あっ! それ、祐子さんが言ってました! ごごご、とか、ぞぞぞぞぉー、とか。

昌子(楽)

それだけを聞くと、ただの阿呆の子だけど、実際すごいことなんだよねー。

茜(笑)

ちなみに、870支社内で一番適性レベルが高いのは、リーリアさんです♪ その秘密については次の機会にでもっ。

学美(楽)

付け加えておくと、適性レベルが少しでもあれば教育/訓練の難しいゲリラでも高度な武器を即座に扱えるという側面もある。
決して良いことばかりじゃないってことは知っておくべき。

ツカサ(楽)

はいはいはいはーい!!!!!

茜(驚)

ぴにゃあ?!!!!

学美(哀)

ツカサ、うるさい。そんな大きな声出さなくても、聞こえてる。

昌子(驚)

一体どうしたの?

ツカサ(笑)

ふっふっふ。私だって、今回のテーマに関する専門知識を持ってるんだよおー諸君!

茜(驚)

えっ、そうなんですか?! じゃあ今回はオチ要員じゃないんですね?!

昌子(よそ見)

そっか、オチ要員じゃないのか。

学美(よそ見)

ツカサは素直にオチ要員になっていればいいと思う。

ツカサ(よそ見)

ちょっ、みんなひどいよー!

ツカサ(笑)

じゃあ、質問だよ。
適性レベルは、レベルあーっぷ! をさせることが出来るでしょーか?

昌子(楽)

訓練とかで、ある程度は高めることが出来るんじゃなかったっけ?

学美(楽)

昌子の言うとおり、可能ではある。でも、元々の素質に左右されるところが大きくて、生まれつき乗り越えられない差というのがある。

茜(笑)

あ! あのあのっ、IOSの適性者には女の人が多いからー、男性も女装してコックピットに入ったらレベルが倍になるって、私聞きましたっ♪

昌子(よそ見)

た、確かに…女性パイロットが多いのは事実だけど…。

学美(楽)

それはただの噂に過ぎない。実際に女装させた部隊も過去にあるけど、データとして望ましい結果はとれず、その後もずっと指をさされて笑われ続けた…。

茜(哀)

なんだぁ…そうだったんですね…新しい隊長さんは男性だって聞いてたから…

昌子(驚)

茜ちゃんは 何を 想像 していた の かな ?

茜(よそ見)

ではではっ、ツカサさん、続きをどうぞ!!!

ツカサ(楽)

茜ちゃんがそう言うし、真面目に話すよ。

ツカサ(哀)

適性レベルは訓練で高めることに限界があるんだ。
でもやっぱり、高い適性レベルのパイロットはどこの軍も欲しがっちゃうんだよねー…。

茜(よそ見)

欲張りさんなんですね。

昌子(楽)

でも、探し出すのも大変なんだよね。見た目に大きな特徴が現れるわけでもないし。

ツカサ(哀)

そう。…そうなんだよね。
探し出すよりも、今いる人材の能力値を開発するほうがずっと、コストはかからない。

学美(楽)

薬剤投与。もしくは、マシンインプラント。
NSEUでは、人工的にIOS適性を高める『IOS適性強化』が行われているって聞いている。

茜(驚)

ふぇ~…知りませんでした。強くすることができるんですね…!

学美(哀)

知らなくて当然。まだ実験段階、成功例は極めて少ない。

昌子(哀)

え、それって…どういうこと…?

ツカサ(哀)

IOS適性強化を受けた被験者は必ず何らかの後遺症を抱えることになっちゃうんだよね。
これが、本当、ひどいんだよねー…。うん、ひどい…。
痛覚がマヒしたり、情緒不安定になったり…拒絶反応で凶暴化することだってある。

学美(哀)

もちろん、非人道的な研究として世界的にも非難を浴びている。

茜(哀)

………ぐす…。

昌子(よそ見)

(ちょっと、ツカサ! 茜ちゃん、泣いちゃったじゃない!)

ツカサ(哀)

(え!? ど、どうしよう…?!!)

茜(哀)

………ひどいです…そんなこと…。

学美(楽)

(ツカサはやっぱり、大人しくオチ要員に徹するべきだった。)

昌子(怒)

(本当、そう! 尺も残りわずかだし、ちゃんと茜ちゃん笑わせて!)

ツカサ(驚)

(えええ…?!)

ツカサ(よそ見)

………茜ちゃん!

茜(哀)

ツカサ…さん…?

ツカサ(楽)

(∵)

茜(よそ見)

え…っ?

ツカサ(楽)

学美の顔真似!

昌子(楽)

ぶふっ!!!

茜(楽)

ぷはっ?!!

学美(怒)

………………!!

茜(笑)

あはは、あはははははっ、そっくりぃ…!

昌子(笑)

ちょっと、ツカサ、それ、面白い…っ!!

学美(怒)

ツカサ………覚悟はできてる…?

ツカサ(よそ見)

あ、あれ、そんなに怒らなくても…冗談…

昌子(楽)

大変! 尺がなくなっちゃう、茜ちゃん、最後しめて♪

茜(笑)

はいっ♪ 今回もお付き合いありがとうございましたっ!
またお会いしましょうね、その日までばいばいですっ!!

ツカサ(驚)

待って、学美、落ち着いて、話し合おう、ね? ね? …………