前回がシリアスでびっくりされた方もいらっしゃったみたいですが~…
今回は発売記念後半戦になってます!
にっこり。
まずはアシスタントさんをお呼びしましょう♪
満を持しての登場です。隊長~!!
SAGE870支社 特別対応班 隊長の乃木庄一です。
ふにゃあ? 隊長さん、緊張していらっしゃいます?
伏見……何をするのかもよくわかってないのに、いきなり表に引きずりだされて緊張しない方がおかしいだろう?
大丈夫ですよ、私がついてますぅ!
そういう話じゃなくてだな……。
ええと、そもそも「乙女たちの広場」は、ゲームの魅力を紹介するために陣営の垣根を越えて、お話をする場なんですっ♪
へえ。なるほどな。
前回は「出撃!! 乙女たちの戦場2」の発売記念として、敵陣営の方々にインタビューを行なっていたんですけど~、
様々な事情と私の野望によって、今回の後半戦へと続いたわけです!
野望……?!
さあさあ、アームテックに突撃しましょう☆
いやいやいやいや!
にゃ?
待て! 待つんだ伏見!
どうして止めるんですか?
あのな、伏見。知ってるだろ?
俺はゲーム内で、牟田口を追うことを目的としているんだ。
はい、確かそんな話を第13回にお聞きしました。
だから、こんなところであっさりと対面したら、まずいだろ?!
なんでもアリなのが、このページですぅ☆
だからって……俺以外を呼ぶとか、ほら、色々。
それじゃ駄目なんですよ!
第10回で、私は、牟田口さんを止めることが出来ませんでした……。
ですから! 今回は牟田口さんを隊長に捕まえていただいて、じっくり。もうどこまでも聞いちゃいますよってことなんです♪
にゅっふっふっふ。
あの、伏見? ゲームでのキャラクターをどこに置いてきたんだ?
乙女は二つの顔を持つものですっ!
ゲームはもう発売してますからね。スタッフさんからもGO! と言われています~。
今の私は、無敵と言っても過言ではありません。にこにこ☆
長いものには巻かれろ……か。
俺は責任を一切とらないからな。
でわでわ、行ってみましょう!
お待ちしていましたよ、茜さん。
ユーリアさ~ん、ぎゅっぎゅ☆
きゃっ、そんな……茜さん、くすぐったいです……。
いきなり目のやり場と自分の立ち位置がわからないんだが、どうしたものかな……。
やあ、茜君。遅れてすまなかった。少し立て込んでいて……
庄一?!
よう。久しぶりだな。
お前……ここで再会したらゲームが破綻するだろう?!
俺も同じことを言ったんだが。
すりすり。
ひゃっ……茜さ、……。
……なあ、俺の知っている伏見像が、音を立てて崩れていくんだ。
はは、その彼女に引っ張られてきたってわけか。
随分とユーリアを気に入ったみたいでね。
ユーリアも、俺と一緒だと仕事ばかりだからな。茜君のような子と話すのは楽しいそうだ。
微笑ましい友情……を行き過ぎている気がしないでもないが。
伏見。その辺にしよう? な?
はーい、隊長さんがそう言うのなら♪
…………。
ユーリア、顔が真っ赤だが、大丈夫か?
だ、大丈夫です、主。
そうか、それならいい。
さっそく絡みがきましたね、隊長♪
あ、ああ。なんかよく判らんが、嬉しそうだな。
はいですぅ。
あああ、どうしましょう~。
何から聞きましょうか? 折角隊長さんも連れてきたんですから、そちらの絡みだって欲張っていただきたいところですぅ。
そうですそうです! 隊長さん、牟田口さんに何か聞きたいことはありますか?
聞きたいこと?
そんなの、ひとつしかないさ。
庄一。ここで話すような話じゃないだろう?
そうやって、いつも逃げるんだな。
お前はすぐにカッとなる。学生のときからそうだ。
お前のその上から見る態度も、学生の時のままだな。
事実を述べているだけだ。
美味しいです。とっても美味しいです。
茜さん、止めなくていいのでしょうか?
ええ、止めるなんてそんな、無粋ですよ!
二人の聖騎士さんが向かい合っている画は想像以上に美味しいです。
ぶぅっっっ!!!
ぴにゃあああ! 隊長、きちゃないですぅ~!
伏見! その名で呼ぶのはやめてくれ、頼むから! 本当! お願いします!
聖騎士……ふっ、懐かしい響きだな。
主、何の話ですか?
学生時代に、そう呼ばれていたことがあるんだ。
俺が「青き新月」で、庄一が「紅き曙光」。
牟田口! お前も言うな!!
だいたい、お前が噂を否定しなかったから、尾ひれがつきまくったんだぞ!
噂一つ一つに惑わされる方が悪い。
それに、火のないところに煙は立たずと言うだろう?
ほう。言ったな?
じゃあお前、この噂は聞いたことあるか?
「牟田口恭司。彼はウィンクひとつで10の女性を陥落させる。
心を奪うのではない。他の誰かを愛することができなくなる位
完膚なきまで心を破壊し、占領するのだ。」
むっ!?
「壊れた心を、彼が癒してくれることはないと思え。
注意されたし。」
主がそんな人だったなんて。
待て。それは誤解だ!
火のないところに煙は立たないんだろう?
大方、相手が自分に好意を持っているなんて気づかずに優しく扱ったんだろうな。
ほええ~。
確かに、昔は鈍感な人間だったが……。
鈍感に関しては、今もですよ。
?!!!
ぴくんっ!!! そこ詳しく聞きましょうか!?
え?!
そうだ、ユーリア。
俺は、上告は受け入れる人間だ。
……そういうところがだろう。
??? 何がだ。
牟田口さんが、実は可愛いとか、何ですかその王道!
ふーにぃー。血を吹きそうです~~~。
ちょ、とりあえず伏見は落ち着け!
いいえ、ここは攻め時!!
一気に行きますよぉぉ!!!
そもそも、私のことは茜君と呼ぶのに、どうしてユーリアさんのことは、呼び捨てなんですか?!!
それは……そういえば、どうしてだったかな。
私が牟田口さんのことを「主」と呼ぶからですか?
「俺の所有物」ですね、わかります!!!
ぶっっっ! 伏見?!!
いや、仕事上では確かにそうかも知れないが……。
すまない、これからはユーリア君と呼ばせてもらおう。
そんな!
ユーリアでいいです。いいんです、そのままで。
ユーリア?
はいっ。
はわわわわこれはたまらないですうううううう!!!
伏見! しっかりしろ! 本来の自分の姿を思い出せ!
萌えに勝るものなど、ありはしないのですよおおおおお!
伏見ーーー! 死ぬなーーーっ?!
ふむ。じゃあユーリアも、俺のことを呼び捨てにすればいい。
?!!!!
そ、そんな、主を呼び捨てにするなんて、できませんっ!
仕事中に呼び捨てにされては困るが、そうでないときは、お互い対等な関係であるべきだと俺は思うんだが。
う。牟田口さんでは駄目ですか……?
俺は君の名前を呼んでいる。
ですが、その、慣れないので……。
それこそ、呼び始めないことには、いつまでも慣れないだろう?
………………きょ、
ん?
きょうじ、さん?
だから、呼び捨てだと。
無理です! ごめんなさい! 許して下さい!
はあああああああああああああっっっ!!!(萌
はわあっ?!
くっ。
こちら乃木! 伏見再起不能につき、帰投する!
ははは、面白いお嬢さんだなあ。
牟田口。
じゃあな、庄一。今度はゲーム中で会おう。
…………。
嵐のよう、でしたね。
そうだな。
お仕事に戻りますか?
……ああ、そうだな。
行くぞ、ユーリア。
はい、主。