「インペリアルフォース2」では、舞台となる銀河を3つの項目を設定する事で生成します。銀河の広さ、入植率、登場する国家の組み合わせなどで、ほぼ無限ともいえる銀河を生成します。
銀河局部:星系数 約20~40個 | 銀河中枢:星系数 約50~60個 |
小銀河:星系数 約60~70個 | 大銀河:星系数 約70~90個 |
全銀河:星系数 約90~100個 |
中立星系が未入植の場合は、星系を簡単に占領することができます。占領後はプレイしている民族が自動的に100万人入植し、自星系として機能し始めます。しかし、まだまだ星系が未開発なため、艦艇建造にも長い期間を要します。
上級指揮官数: | 「見習」5人、「熟練」4人、「勇者」3人、「王者」2人、「覇者」1人。 |
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所有艦艇数: | 「見習」20隻、「熟練」10隻、「勇者」7隻、「王者」4隻、「覇者」0隻。 |
宇宙港の数: | 「見習」>「熟練」>「勇者」>「王者」>「覇者」 |
難易度が低い程「上級指揮官」「所有艦艇数」「宇宙港」が多く、ゲーム開始直後から星系の占領が可能となり、敵国家からの攻撃にも対処できます。逆に難易度が高くなる程、艦艇の建造や索敵を考えて行わなければ、思わぬ場所から敵の襲撃を受け、態勢を崩されてしまいます。
ゲームは「探索の世紀」「国王の世紀」「皇帝の世紀」という3つのフェイズで進行します。
前作の星系ネットワークを中心とするシステムに加えて、エリア制を導入。よりスムーズなゲーム進行が実現します。更に「皇帝の世紀」においては完全な宙域単位での戦いになり、戦略シミュレーションゲームでありがちな、終盤戦でゲームが作業と化して単調になる弊害を解消しました。
星系には、5つのパラメーターが存在し、各パラメータにより星系は様々に変化していきます。
「国王の世紀」へ時代が移行すると、宙域単位で政策を指定することができます。これにより、プレイヤーは自由に星系を発展させることができます。
内政は国家の状況に応じた判断が必要になりますが、多くのゲームでありがちな複雑な操作は一切ありません。
プレイヤーは四半期に一度、国家政策を指定するだけで、各星系は自動的に発展していきます。
各星系には8つの政策の中から、一つを指定する事が出来ます。
国家の状況を把握し、的確な政策を指定することで、磐石な国家を形成できるでしょう。シンプルでありながら熟考を要する、インペリアルフォースに新たな深みを持たせるルールとなっています。
艦隊は、複数の小隊で構成されています。小隊には艦隊内での位置を指定する事ができ、戦闘時の役割分担を視覚的に表現します。また、編成した艦隊にはプレイヤー自ら艦隊名をつけることができます。操作する艦隊に自分で名前をつけることで、単なる戦力ではなく愛着も湧き、プレイ中にも高揚感を与えます。
艦隊には、指揮官キャラクターを任命できます。指揮官は、各種族に個性的なキャラクターが用意されています。ゲーム上の能力面でも個性があり、戦闘時に様々な影響を与えます。
指揮官の能力は以下の8つの種類があります。各能力を何度も使用することでより大きな効果を期待できます。
指揮官キャラクターには階級があり、最初は『少佐』から始まります。
階級は戦闘によって変化し、戦闘に勝利することによって、上の階級へと昇進することができます。
戦闘の内容如何では、一気に二階級、三階級特進ということもありえます。
指揮官の持つ能力の特性を把握し、適した艦隊を率いる事で、より大きな戦果が上げることができます。
戦闘する艦隊は、配下の小隊ごとに「前衛」「主力」「支援」の位置に配置されます。配置された位置によって、それぞれの戦闘時の役割が決まります。
艦隊の能力に適した配置を行い、戦力を相互に連携させることで、勝利が確実になります。
銀河を統一するため、戦闘に勝利することが大切になります。各艦隊ごとに4つの基本戦術を使用し、戦局をより優位な状況へと導きます。
また、艦隊内に電測兵装を搭載した艦艇がいる場合、艦隊の先制、命中率、回避率が向上します。1艦隊内の電測兵装を搭載した艦艇数と、非搭載の艦艇数をバランス良く配置すると最小限の被害で戦闘に勝利することができます。
ただし、敵艦隊が電測兵装を搭載していた場合には、互いの効果が打ち消しあってしまいます。そのため、電測兵装の効果が必ずしも100%発揮されるとは限りません。
戦闘が終了すると、撃沈した艦艇数や戦死者数が戦果と損害の項目に分けて表示されます。
戦死者の遺族に対して、国家は保障を行わなければならないため、戦死者が増えるにつれ、国家経済にとって大きな負担になる可能性があります。戦争の継続に影響を及ぼすため、如何にして損害を押さえるかも重要な要素となります。
艦艇の設計は、装備する兵装を選択・決定することで、手軽に行えます。兵装は技術開発が進めば強力な型が得られ、それらを装備させることで強力な艦が設計できます。装備する兵装の選択により、ビーム砲強化型、ミサイル重点型、重装低速型、軽装高速型、など様々なタイプを設計することが可能です。戦況にあわせて設計するもよし、好みの武装で固めるもよし。設計したタイプには、艦級(クラス)名を付けることも可能です。自ら設計・命名した艦艇を艦隊に配属し、戦闘に臨む。ウォーシミュレーションゲーム愛好家の心の琴線に触れるルールとなっています。
艦殻には五つの種類がありますが、一部の艦殻は艦艇を建造していくことで設計可能になります。
新たな艦殻でより強力艦艇を設計することができます。
兵装の開発は、四半期に一度、項目に優先度を設定し、開発したい兵装を選択するだけで、自動的に新しい兵装が開発されていきます。しかし、開発に割り当てられる労力には上限があるため、どの兵装を優先するかの見極めが重要となります。必要なものから順に開発したり、先を見越してバランスよく開発したりと、様々な選択が可能です。
「国王の世紀」に時代が移行すると、各国家に対し外交交渉を行えるようになります。
国家間には「親密度」と「条約」のパラメーターがあり、交渉結果によって親密度が変化し、「不戦条約」「軍事同盟」といった関係を築く事が出来ます。
外交は、他国へ使節を派遣することにより実行されます。そして、一定期間を経ると外交に対する返答が得られます。
返答には、成功か失敗のメッセージが各元首により綴られています。返答にも種類があり、同じ失敗のメッセージであっても、次回に繋がる好感触を持った返答であったり、両国間に大きな溝があるかのような、敵意のある返答等が存在します。
また、他国から使節が派遣されることもあります。こちらも同様に国家元首によるメッセージが綴られており、現在の銀河宇宙での両国家の立場によっては、威圧的なものであったり、懇願的なものであったりとバリエーションが存在します。
どの国家に対し外交を行うか、他国家からの使節に対しどのような対応をとるかはプレイヤー次第ですが、他国同士にも新密度が存在します。敵対する国家同士に対して八方美人的な外交を行うと、両方の国家との新密度が下がってしまうことがあるので、外交相手は慎重に検討する必要があります。
国家間に「不戦条約」「軍事同盟」が締結されると、以下のような利点が発生し、銀河統一への近道となります。
「不戦条約」「軍事同盟」は、数年毎に更新を行わなければ継続されません。
これらの関係はいつでも破棄することは可能ですが、その場合、条約・同盟を締結していた国家だけではなく、他の国家との新密度も大きく下がってしまいます。
また、締結した国家をないがしろにしてしまうと、親密度は自然と下がってしまい、相手国から関係を解消されてしまうことがあります。
「不戦条約」「軍需同盟」を締結した後も定期的に使節を派遣し、親密度を一定に保つことが重要です。