1985年に現代戦をテーマにしたターン式ウォーシミュレーションゲーム「現代大戦略」が登場して以来、「大戦略」シリーズは様々なシリーズを世に送り出してきました。その中で新しい要素や新しいルールが次々と誕生し、まさに「大戦略」の数だけルールがあるといっても過言ではない状況でした。
そのような状況から各製品で誕生したルールを統括し、またゲームとしても大戦略の「完璧版」を目指すため、「大戦略パーフェクト」シリーズが誕生しました。そしてターン制シミュレーションゲームの集大成としてファンの皆様に支えられながら、「1.0」、「2.0」「2.0DX」と進化を重ね、今回さらなる進化を遂げ「3.0」となって新登場します。
大戦略は様々な地形で構成される戦場で複数の国々が戦いを繰り広げるゲームですが、その舞台となるマップのサイズは最小が48×48で最大が256×256となっており、100枚以上用意された戦場マップはライトな対戦からヘビーな対戦まで幅広くカバーしています。
マップの表示範囲も、大(48ドット)・中(32ドット)・小(16ドット)のそれぞれの範囲で設定が可能となっており、マップの種類も従来のノーマルマップの他、ブリーフィング画面とエンディング画面のあるシナリオマップや複数のマップが1セットとなったキャンペーンマップもあります。
また、海中から超高空までの6つの高度階層や、約60種類もの多彩な地形、最大1,000個まで設定可能な地形ラベルなどゲームスケールは大戦略史上で最大のものです。ユーザー定義生産タイプも、最大100ヶ国まで登録できますし、ユーザー定義の兵器にいたってはなんと最大5,000種類まで登録が可能です。
大戦略の主役といえば何といっても兵器とそれを保有する各国々ですが、兵器や生産タイプの数も大戦略シリーズで最も多く、兵器は約1400種類以上が登場します。ファン投票による新兵器の追加や、生産タイプの追加もシリーズを重ねるごとにおこなわれており、最新鋭機から往年の名機までツボを押さえた兵器・生産タイプのラインナップとなっています。さらに、主要兵器については兵器図鑑で3Dモデリングされた兵器を解説文つきで鑑賞することもできます。
マップや兵器、生産タイプなど大戦略でエディットできないものはないと言えるほど各種エディタが充実しています。マップエディタでのツールパレットや兵器エディタでのウィザード機能など、エディタに慣れていない人でも比較的簡単にマップや兵器を作成することができるようになっています。
大戦略などのウォーシミュレーションゲームで初心者の方が最初に戸惑うのは、「同じような兵器がたくさんありすぎて、どれを使ったらいいのか分からない」という状況です。それを解決するために用意されているのが「シンプルモード」です。
シンプルモードはゲームに慣れるためのチュートリアル的なモードであり、各生産タイプで生産できる兵器は、戦闘機や攻撃機など兵器の種類ごとに1つずつとなっています。そのため、登場する全兵器数も通常モードに比べて10分の1以下となっています。
また、大半のルールを大戦略としていちばん標準的な設定に固定し、選択可能なルールについては、ゲームの面白さを損なわない範囲の5項目に減らしました。それに伴って画面の情報パネルも不要な項目を整理しており、初心者の方も気軽にプレイが楽しめてゲームに慣れることができます。
ゲームに勝利した際に、生き残った部隊をマイ部隊として登録することができます。マイ部隊は他のマップをプレイする際に、生産と同じ要領で配置することができます。これにより思い入れのある部隊を残しておくことができます。また、経験を積んだ部隊を配置することで戦闘を有利に進めることも可能です。(ただし、レベルに応じて配置時の価格が上がります。)
メール対戦に加えて、無料対戦サーバーによるインターネット対戦や、LAN対戦が可能。そのうえ、通信対戦時にもユーザー定義の兵器が使用できます。