武将史実
三好長慶に仕える三好三人衆の一人で、長逸は三好一族の中でも長慶に最も信頼されており、長慶の弟・義賢や松永久秀よりも先に従四位に叙せられるなど、三好家の中でも重要な地位にあったことが伺える。 長慶の死後は幼少の三好義継を他の三人衆や松永久秀らと共に補佐し、永禄8年には足利義輝を暗殺している。 織田信長の上洛に対し、三好義継、松永久秀はいち早く信長に恭順したが、三好三人衆はかつての宿敵である六角義賢と手を結んでまで、徹底した対立姿勢を示した。 信長との戦いは苛烈なもので、最後は摂津中嶋城における信長の軍勢との戦いで敗北して城を逃れたのが長逸の最後の事跡となっている。