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第七歩第八歩番外編通信編

★第七歩「敵ヲ知リ己ヲ知ラバ百戦危ウカラズ」★

 発売から六週間が過ぎましたが、皆さん順調に昇進できていますか?今週は「生産タイプ編集」について解説します。本作には「日本」「アメリカ」「ロシア」といった12の生産タイプがあらかじめ登録されています。これらの生産タイプを使用して戦場へと赴く訳ですが、そろそろ兵器の印象や思い入れが出てきたのではないでしょうか。「この兵器は強い」「この兵器は使いやすいけど高い」「この兵器、見た目はバッチリ」などなど、様々な思いがあると思います。そうなるとやはり、自分好みの兵器で構成された軍団を使いたくなるのが人の性というもの。今回はこの辺りを詳しく説明していこうと思います。
 Q&Aのコーナーも皆様がゲームに慣れてきたのか、徐々に質問が少なくなってきました。

  • 楽して戦果を稼ぎたい!いい方法はないですか?
      「カキ氷」「歩兵」後は・・・分かりますね?それ以外となると、「偵察兵器」で安全地帯をウロウロするといった方法もありますね。楽ですけど退屈かもしれません。最終的には、効率よく敵を倒して高難易度のマップをクリアするのが一番稼げます。階級にもよりますが、ひとつのマップで10000以上稼ぐことも可能です。

  • お勧めの自走砲を教えて下さい。
    ピンポイントで「自走砲」と来ましたか。理想では「射程が長く火力も高く、値段は安い」のが最高ですが、そんな都合の良い兵器はありませんので、私のお勧めとしては、アメリカの「クルセイダー」。これです。価格が「2800」と自走砲の中でもかなりぶっ飛んでいますが、それに見合う能力があります。ぱっと見は高性能な自走砲ですが、攻撃回数が「2」です。普通の自走砲は「1」なので、10機編成で戦闘すると10回攻撃しますが、「クルセイダー」はなんと20回!相手が戦車だろうが何だろうがお構いなしで大きな被害を与えます。後は変り種としてロシアの「2S7ピオーン」射程7、火力4と他の自走砲を上回る性能を持っています。が、装填時間が40と長いので使いどころが難しい兵器といえるでしょう。

 それでは、「生産タイプ編集」について解説します。
 「生産タイプ」を編集するにあたり、まずはどんな用途で使用するのかをはっきりさせる必要があります。例えば「自分で使う」「COMPに使わせる」「空主体のマップで使う」「陸主体のマップで使う」「海主体のマップで使う」といったものです。今回は「自分で使う」「COMPに使わせる」をベースに進めます。後述した3つはこの応用で作成できます。

  • 「自分で使う」生産タイプ
     生産タイプを編集する際には1から作る方法と、既存の生産タイプに手を加える方法があります。慣れている人は1から、不慣れな人は既存の生産タイプに手を加える方法で作成すると良いでしょう。既存の生産タイプを一通り使ってみて、自分にあっていると思う生産タイプを「複製」します。その生産タイプをベースに、好みの兵器や使いやすい兵器を追加したり、使いにくい兵器を削除したりして編集すると簡単です。
       生産タイプを作成する上で、注意する点が一つ。当たり前のことですが、「歩兵」がいないと建物を占領できません。必ず「歩兵」は入れましょう。また、「補給車」などの補給部隊と「工作車」も忘れずに。


    一から作成

    既存のドイツをベースに


  • 「COMPに使わせる」生産タイプ
     敵陣営のCOMPに使わせる生産タイプには、自分で使う生産タイプより少し工夫が必要です。自分で使う場合には状況に合わせて必要な兵器を選択して生産できます。COMPも軍資金や軍団の編成状況を見て兵器を選択、生産しますが人間に比べると当然その精度は劣ります。ですので、あまり選択幅の広い生産タイプをCOMPに割り当てると、思ったとおりの展開にはならないかもしれません。また、COMPの生産は一通りの兵器タイプが揃っているのを前提で行われるため、あまりに特殊な生産タイプを割り当てると摩訶不思議な連隊を創造することもあります。


    戦車大好き!

    既存のアメリカをシェイプアップ


     今回ご紹介した以外にも、「対戦に使用する生産タイプ」もあります。何でもかんでも登録しておけば、それだけ柔軟に対応できる上、皆代わり映えのないものになってしまいます。それでは面白くありませんので、登録兵器の総費用に制限を設けその中で自ら最高と思えるものを作成、実際に対戦で使用してその力を試すというものです。世間では徐々に夏期休暇が始まっており、ロビーの使用状況も若干ですが上がっているようです。これを機に対戦仲間を見つけてみてはいかがでしょうか。

     次回はいよいよ最終段階である「師団長」の解説に入ります。既にこの階級に到達している方も多いかと思いますが、今までの大戦略シリーズにない新しい仕組みが盛り込まれていますので、それらを中心に解説します。
     更に今回は4人対戦用マップを追加公開します。前回同様2枚のマップで、それぞれ「敵部隊の全滅:30」と「敵の損害額:30000」が設定されています。一人より二人、二人より四人の方が断然盛り上がります。仲間を見つけて是非とも対戦してみて下さい。

Battele_02a:敵部隊の全滅30
Battele_02b:敵の損害額30000

 マップのDownload

使用方法ダウンロード後、圧縮ファイル「Dscmap02.zip」を解凍し、作成された「map」フォルダを製品フォルダ内にコピーしてください。

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★第八歩「初心忘ルベカラズ」★

 発売から七週間が過ぎましたが、皆さん順調に昇進できていますか?先月の弊社直販ダウンロード販売では、本製品が販売ランキング1位となっており、大変ご好評を頂いております。店頭で見つからない場合は、是非ご利用下さい。それでは、今週は「師団長」について解説します。最高位階級である師団長では、軍団の生産を管理する所から始まります。この時点から戦いは始まっているので、十分考慮して生産を行いましょう。これまでの経験が、きっと役に立つはずです。苦楽を共にしてきたマイ部隊、マイ連隊もフル活用し、更なる勝利を目指しましょう。
 今週はご質問がありませんでしたので、恒例のQ&Aコーナーはお休みです。Q&Aのコーナーも、そろそろ御役御免といった所でしょうか。

 それでは、「師団長」について解説します。
 これまでの階級では、自らの使用する兵器はCOMPが生産したものから選択していました。しかし、この階級から自分の好きなように兵器を生産し、軍団を編成することができるようになります。使用するのは既存の生産タイプでも問題ありませんが、前回ご紹介したオリジナルの生産タイプを使用すると、よりゲームを楽しめると思います。

軍団を編成しよう
 まずは軍団を編成しないことにはゲームになりません。担当する師団を選択したら、生産したい兵器を登録していきましょう。ゲーム開始直後の生産は、生産カウントを必要とせず相場にも影響を与えません。ゲーム開始後の追加生産は新たに使用可能になった「生産管理」ウィンドウから行うことが出来ます。「自動設定」を使用すると、コンピューターが自動で軍団を編成してくれるので、簡単に開始することも可能です。


軍団を配置しよう
 生産が完了したら軍団を戦場に配置しましょう。この際の手順はこれまでの階級と同じです。それぞれを最適と思える拠点から出撃させましょう。さて、これまではこの後に個々の部隊または連隊に命令を与えていましたが、師団長階級の場合は配置された部隊は基本的にオートで行動します。兵器の特性に合わせて行動しますが、連隊には大まかな進軍ルートを指定することが出来ます。

進軍ルートを設定しよう
 この階級から新たに使用可能になった「戦略マップ」を用いて、連隊に進軍ルートを設定することが出来ます。基本的に全ての部隊、連隊は最短ルートを通るように行動するため、オートで行動する際には迂回や挟撃といった行動を取れませんが、進軍ルートを設定された連隊はルート上を「前進」「防衛」「後退」の命令に合わせて行動する様になるため、任意のタイミングで前進させたり後退させたりすることで、幅広い戦術を実行することが可能となります。



 部隊長から連隊長へ昇格した時とは、操作項目やプレイ方法が大きく異なるため、この階級に慣れるには少々時間がかかるかもしれません。これまでの階級と同じ様に全ての部隊、連隊へ命令を出すことも出来ますが、「戦略マップ」を活用することでこれまでにない新しい遊び方が出来ます。まさに軍団を手足の様に動かす、指揮官として腕の見せ所です。この階級まで到達した方々は既にセンチュリオンへの道の大半を踏破したと言えますが、これからも進み続け新境地へと到達して頂きたいと思います。
 次回は番外として、「マップエディタ」の使い方について解説します。

 「大戦略センチュリオン」において一部不具合が発生することが判明し、その不具合を回避するアップデータを作成致しました。通信対戦を行う際には、製品のバージョンが一致していないと対戦を行うことが出来ませんのでご注意下さい。アップデータは下記のアドレスからもダウンロードすることが出来ます。ここに状況を報告させていただくと共に、深くお詫び申し上げます。

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★番外編「無限ナル戦場」★

 発売から八週間が過ぎましたが、皆さん順調に昇進できていますか?猛暑そして台風と夏真っ盛りで、私は体力が限界まで低下しておりますが、今週は「マップエディタ」について解説します。大戦略シリーズの進化に合わせてマップエディタも進化していて、シリーズ初期のものと比べるとスケールや操作性が圧倒的なまでにパワーアップしています。製品に予め収録されているマップはいずれ遊びつくしてしまいますが、このツールを使うことで無限に戦場を作り出すことが出来るので、半永久的に遊び続けることが可能です。

 マップエディタの主な用途として「新規にマップを作成する」「既存のマップを編集する」の2つがありますが、まずは簡単な既存のマップの編集から解説します。既存のマップをプレイしていて、「ここに河川があれば…」「このマップに海軍基地があれば…」の様に思ったことが一度はあると思います。マップエディタを使用してその「もし…」を叶えてしまいましょう。遊びなれた戦場も展開が一変するかもしれません。

  • ルールや軍資金、生産タイプを変えたい
    「編集」>「マップ設定」から変更することが出来ます。これらの変更はゲーム本体でマップを開始する前にも変更できますが、毎回変更するのが煩わしい際にはこちらで変更しておくと良いでしょう。



  • 地形や建物を追加/削除したい
    「ウィンドウ」>「地形パレット」を使用して変更することが出来ます。描画したい地形を選択し、描画したい場所をクリックすると地形が書き換わります。
    ライン描画や箱塗りといったグラフィックツールと同じような描画方法も可能です。




     続けて新規にマップを作成する場合を解説します。マップエディタは「もっと色々な戦場で戦いたい」そんな方のためのツールです。
    まずはどんなマップを作りたいのかをイメージしましょう。地形や建物、陣営数など何でも構いません。「砂漠地形を多く」「建物は少なめ」「陣営数は5つ」の様に、徐々にイメージが固まって来たら、戦場に地形を配置していきましょう。
    「ウィンドウ」>「地形パレット」から地形を選択し、戦場を描画していきましょう。ライン描画や箱塗り、塗りつぶしを活用すると効率よく進めることが出来ます。ある程度形になった時点で「中間ファイルで名前をつけて保存」しておくと良いでしょう。定期的に保存しておくことで、やり直したい時に楽に対応できます。
    次に建物を配置していきましょう。まずは各陣営の首都を配置します。そして地形や首都間の距離を見ながら他の建物も配置していきます。
    おおむね形になった所で、「編集」>「マップ設定」を開き、各陣営の参戦/不参戦や軍資金、生産タイプを設定します。設定が済んだら「ファイル」>「ノーマルマップファイルとして保存」を行います。「中間ファイルで名前をつけて保存」で作成される中間ファイルは、マップとしてプレイできないので注意してください。
    後はゲーム本体で作成したマップをプレイし、気に入らない点があれば再度マップエディタで修正します。


 マップ作成は難しいイメージを持たれがちですが、実際に作ってみるとそうでもありません。思い通りに展開させるには少々コツがいりますが、いくつかのマップを作成する過程で習得できると思います。これまでの戦闘で得た経験を生かし、様々なマップを作成してみてください。
 ここまでの解説は「ノーマルマップ」を作成するために必要な手順です。ストーリー性を持たせた「シナリオマップ」複数枚のマップで構成された「キャンペーンマップ」を作成するには、「ノーマルマップ」の作成手順に以下の操作を追加する必要があります。

  • 「シナリオマップ」の場合
    戦場マップの構造は「ノーマルマップ」と同じです。異なるのはマップの開始時や終了時にシナリオを表示することが出来る点です。「編集」>「シナリオ設定」を選択すると、文章を表示可能なタイミングのチェックボックスと、文章の入力欄が表示されます。表示させたいタイミングにチェックを入れ、文章を入力してください。入力が完了したら「シナリオマップファイルとして保存」を選択します。これで「シナリオマップ」の作成は完了です。戦場にあったシナリオを作成することで、よりドラマチックな戦場が出来上がることでしょう。



  • 「キャンペーンマップ」の場合
    戦場マップの構造は「ノーマル」「シナリオ」マップと同じです。「キャンペーンマップ」は「ノーマル」または「シナリオ」マップを複数枚結合させることで、キャンペーン方式のマップを作成します。まず、
    予めキャンペーンに使用するマップを作成しておきます。
    「ファイル」>「新規キャンペーン作成」を選択し、「キャンペーン編集」ウィンドウを表示させます。

    「マップ追加」を選択し、キャンペーンの1枚目となるマップを選択します。
    「勝利リンク」「「引き分けリンク」「敗北リンク」「操作階級」をそれぞれ設定していきます。各リンクに設定できる内容は、「マップ追加」「リトライ」「エンディング」「終了」の4つです。「操作階級」はそのマップをプレイする際の階級です。プレイヤーの現在の階級に関わらず、設定されている階級でマップをプレイすることになります。
    設定が完了したら「保存」を選択します。

 これでキャンペーンマップの完成です。キャンペーンマップは④の設定を活用することで、様々な分岐が可能です。更にシナリオを組み合わせることで、バラエティに富んだマップが作成できます。史実や時事を題材にするも良し、オリジナルの設定で作るも良し。是非あなたのイメージした戦場を形にしてプレイしてみてください。

 そして今回も対戦用マップを追加公開します。更に陣営を増やし、最大の6陣営で対戦できるようになっています。夏休みの息抜きにプレイしてみては如何でしょうか。

Battele_03a:敵部隊の全滅30
Battele_03b:敵の損害額30000

 マップのDownload

使用方法ダウンロード後、圧縮ファイル「Dscmap03.zip」を解凍し、作成された「map」フォルダを製品フォルダ内にコピーしてください。

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