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現代大戦略2008のススメ

『第2回 戦場のススメ』

 明けましておめでとうございます!!今年もシステムソフト・アルファーと大戦略シリーズを宜しく御願いします。
 発売から早くも半月が経過した、「現代大戦略2008」ですが、お楽しみ頂いているでしょうか。
 このコーナーでは、基本的なプレイ方法やちょっとしたテクニックを説明しながら、「現代大戦略2008」の魅力を紹介しちゃいます。第2回となる今回は、うまく勝利するコツを無駄話とともに紹介します。

◆ゆく年来る年、大戦略。

 さて、年も明けたわけだが皆様いかがお過ごしだろうか?スカッドCにメガヘックス攻撃をくらって半泣きになったり、特殊部隊に歩兵で挑んで返り討ちにあったり、餅を喉に詰まらせたりで充実した年末を迎えたことと思う。
 俺は年末は神社におりました。わざわざ雪が降る中ノコノコでていって、寒い中神社の境内で年越しをし、そのまま初詣をしたのである。願うことはもちろん「現代大戦略2008」を含む今年発売するソフトの大ヒット祈願である。
 悲願成就のお守りも買ったし、おみくじの結果も良かったしで、「父ちゃん見ていてくれ!今年のシステムソフト・アルファーは一味違うぜ!!」というわけなのである。

 というわけで一味違うシステムソフト・アルファーの違いの解る男、つまり俺のお贈りする「現代大戦略2008」攻略である。
 第2回の今回は、さながらサバンナのトムソンガゼルのごとく肉食動物から逃げ惑うように戦場を右往左往するモニターの前のダイセンリャチェリーを一人前のダイセンリャカーにするために、戦場の生き抜き方をご説明しようと思う。

◆戦場で一番大切なこと。

 というわけで、はじまりました「現代大戦略2008のススメ」第2回。張り切ってまいりましょう。
 「戦場で一番大切なこと」というちょっとオシャレな項目タイトルを思いついたのでつけてみたのであるが、いかがだろうか?根っからの詩人は生活の端々にもそのセンスがあふれでて困ったものである。「戦場で一番大切なこと」なんて、どこぞの映画のタイトルみたいで素敵じゃろう。遠慮せず日常会話の中で使って頂いて構わないのである。

 まぁ、どういうことかというと要するに物事には優先順位が必要ということである。「二娘を追う者は一娘をも得ず」という昔の偉い俺が言ったことわざの通り、大切なものはいつも1つ!真実もいつも1つ!特別なオンリーワンなのである。

 それで、戦場で一番大切なものはなんなの?というわけであるが、それは戦場という苛酷な環境にも関わらず健気に咲き誇る道端の一輪の花や戦場という劣悪な環境にも関わらず元気に走り回るマユゲが描かれた犬…などでは断じてない。それらは、マップの端っこで燃料がきれて動けなくなっている残り機数1の兵員輸送車並みにどうでもいい存在である。
 戦場で一番大切なことそれはズバリ「索敵」である。「索るよ敵を」と書いて索敵なのである。なぜ、「攻撃」や「移動」ではなく「索敵」が一番大切なのかというと、見つけていない敵には攻撃のしようがないからである。

 さて、文章だけでは解りにくいので早速やってみることとする。左側の画面写真を見て頂きたい。青色の部隊アイコンが見えるかと思う。この青色の部隊アイコンは味方の兵器である。敵部隊を現す赤色のアイコンはどこにも存在せず、平和そのものであることが見て取れる。
 さて、鋭い観察眼をお持ちの方ならすでに気づいたかもしれないが、部隊の周囲に白色に覆われている箇所がある。これは「索敵範囲外」とよばれる場所である。
 つまり、索敵が行き届いていない、敵がいるかどうかわからない場所だ。

 そこで、偵察機プレデターを下に移動させてみることとする。
 そうすると…なんということでしょう!赤色の部隊アイコンが現れたのである。
 偵察機を下に移動させることによって、白色に覆われていない範囲が広がっているのが解ると思う。この白色に覆われていない箇所は「索敵範囲内」という。
 そのまんまだが、索敵が行き届いている箇所であり、その範囲内ならば敵の行動を把握することが出来るのである。

 もうお解りだろう、索敵範囲を広げるほど敵の位置や行動を把握しやすくなり、作戦をより確実にそして有利に進めることができるのだ。索敵行動が得意な兵器は以下の7種類である。

兵機種 特徴
早期警戒機 空中の索敵が得意な航空機。広大な索敵範囲を持つ。
偵察機 地上、海上の索敵が得意な航空機。移動力が高く広い範囲を見回るのに適している。
対潜哨戒機 海中の索敵が得意な航空機。見つけ難い潜水艦を効率的に見つけることが出来る。
偵察ヘリ 地上、海上の索敵が得意なヘリ。偵察機より移動力が落ちるため広い範囲を見回るのには向かないが、燃料効率が良く一箇所に長く留まって索敵を行うことができる。
対潜哨戒ヘリ 海中の索敵が得意なヘリ。見つけ難い潜水艦を効率的に見つけることが出来るが、対潜哨戒機よりも若干使い勝手は落ちる。
偵察車 地上の索敵が得意な車両。車両なので、飛行している兵器に比べると移動力はかなり落ちる。しかし、戦車や自走砲などの地上兵器と足並みを揃えやすい。
レーダー車両 空中の索敵が得意な車両。広大な索敵範囲を持つがレーダー設備を展開するのに時間がかかるため移動しながらの索敵行動は行えない。攻めよりも守りに適した兵器。
コルベット 哨戒任務を主とする小型の艦船。艦隊戦には向かないものが多い。

 それぞれに長所短所があるのでうまく使いこなしてほしい。さて、実は上記表の偵察が得意な兵器以外の戦車や戦闘機などの戦闘が得意な兵器も狭い範囲だが索敵を行うことが出来る。となると、戦闘が得意な兵器のみで索敵を行いつつ戦闘を行えば強いのではないかと誰もが一度は考えるかと思う。しかし、甘い!!甘すぎるのである。

 確かに、戦闘が得意な兵器のみで索敵を行いながら戦闘してもそれなりに戦えるかもしれない、しかしそんな奴はダイセンリャッカーとは言えない。そんな奴はダイセンリヤカーである。

 左の画像を見て頂きたい、青色の戦車と赤色の戦車が表示されているのがわかると思う。そして青枠と赤枠はお互いの索敵範囲を表している。
 お互いに敵部隊を発見していないのが見て取れると思う。さらにお互いに2ヘックス先まで索敵できている。お互いに索敵範囲が同じということは…?
 そうなのである。お互いがお互いを見つけるタイミングは同時なのである。
 「別によいではないか」と思うかもしれない。しかし、その油断が命取りなのである。
 そんなことでは真のダイセンリャカーは程遠いと言わざるを得ないのである。

 左図を見てほしい、なにやらさっきの画像と似た画像であるが、大きく異なる箇所が1つある。赤色の兵器が偵察車両なのである。それ以外は、一見さっきの画像と同じに見えるが…なんということでしょう!赤色の偵察車両の索敵範囲が青色の戦車を捕らえているのである。しかし、当然ながら青色の戦車は赤色の偵察車を発見できていないのである。これはウォーシミュレーション好きならば誰もが心おどる展開すなわち、通称「俺はお前を発見できているけど、お前は俺を発見できていない」である。
 敵を発見できているということは攻撃ができるということである。つまり索敵できる距離が勝っていると相手よりも先に攻撃を開始することが出来るのである。
 さらに、お互いの部隊が近距離まで近づいた場合も広い索敵範囲は敵部隊の後方まで及び、戦車などの後ろに隠れている補給車や兵員輸送車などの後方部隊を発見し、自走砲などで攻撃することによって相手の陣形を効果的に潰すことが出来るのだ。

◆大戦略の「戦」は戦闘の戦?

 さて、索敵はできたが、もちろんこれで終わりではない。大戦略とはウォーシミュレーションゲームつまり戦うゲームなのだ。戦うことを宿命付けられた大戦略ワールドでは何人たりとも平和には暮らせないのである。
 索敵して発見した敵部隊の戦車に砲弾の雨を降らせ、ヘリをミサイルで叩き落し、犬にタマネギを食らわせるという恐るべき行為が日常茶飯事なのである。

 そんなわけで早速敵部隊を攻撃したいわけであるが、ちょっと待ってほしい。現代大戦略2008には1380種類もの兵器が登場し、「戦闘機」や「偵察車」などの兵器カテゴリーだけでも50種類もあるのである。
 こんなに兵器の種類があるとどれで、どれを攻撃していいのか解らなくなってしまうのである。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」というわけで、兵器間の有利不利を相関図にしてみた。兵器アイコンから伸びている赤い矢印が指している兵器に対しては有利に戦闘を進めることができる。さらに、図中の兵器アイコンをクリックすると詳しい説明を読むことが出来る。

 まずは、下の図を見て大体の雰囲気を掴んでほしいのである。

戦闘機 戦闘攻撃機 爆撃機など 偵察機など 攻撃ヘリ 輸送ヘリなど 対潜哨戒機など 戦車など 対空車両など 輸送車など 対艦ミサイル車両など 戦艦など 駆逐艦など コルベットなど 潜水艦など 空母など

 さて、上記の図を見て気づいた方もいるかも知れないが、大戦略の兵器種類は大きく三つの役割に分けることが出来る。

  1. 「同じ階層の兵器への攻撃が得意な兵器」
  2. 「別の階層の兵器への攻撃が得意な兵器」
  3. 「戦闘は得意ではないがそれ以外の行動を行う兵器」

の三つである。
 空の兵器で例えると、1の兵器は「戦闘機」など、2の兵器は「爆撃機」や「対潜哨戒機」など、そして3の兵器は「偵察機」や「輸送機」などという具合である。
 基本的に2の「別の階層への攻撃が得意な兵器」は強力な攻撃能力を持っていることが多い。

 例えば、爆撃機などは地上の兵器に対して大打撃を与えることが出来るが、その地上兵器の中に対空ミサイル車両などの対空兵器が存在する場合は、話が別となる。爆撃機は対空ミサイル車両の攻撃によっていとも簡単に撃墜されてしまうのだ。
 では、対空ミサイル車両はどうやって倒せばいいのか!?戦闘機を向かわせればいいのか?
 もちろん答えはNOである。戦闘機は地上攻撃が得意ではない。その上、対空ミサイル車両の攻撃によって簡単に撃墜されてしまうのである。「どういうことだ!責任者でてこい!!」と飼い犬の頭をバシバシ叩きながら怒り狂ってしまうのも無理はない。どないすればいーねん!!というわけである。

 そこで、先ほどの兵器相関図を見てみてほしい。対空車両などに有効な攻撃を与えることができるのは…
 そう「戦車」などの兵器である。対空ミサイル車両のミサイルは地上に向けて撃つことが出来ない。つまり戦車でフルボッコなのである。大戦略というのはこんな感じで兵器の有利不利を念頭において戦闘を行うことになる。実際の戦闘の流れは以下のような感じになる。

都市○○を占領せよ!

イエスサー!歩兵部隊急行せよ!


敵の戦車部隊に遭遇!至急援軍を求む!


こちらも戦車部隊で応戦だ!!


敵の爆撃機に戦車部隊が大打撃を受けてしまった!


戦闘機部隊スクランブル!!爆撃機を撃墜せよ!!


なんと、敵対空ミサイル車両が戦闘機の行く手を阻んでいる!!


よし、すぐに戦車部隊を向かわせよう!!


うわぁー!敵の攻撃機が飛んできたー!!

 というように、敵部隊に有効な打撃を与えられる兵器で敵部隊を駆逐していくのが基本だ。
 さて、今回の「戦場のススメ」で基本的な戦闘方法は解ったかと思うが、大戦略には兵器の有利不利を語る上で重要な項目がある。味方部隊と敵部隊の距離と戦場の地形である。

 次回は、各部隊の位置などによっての判断や戦闘のテクニックなどをご説明しようかと思う。
 それでは、次回「応用のススメ」を乞うご期待!!

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