四国の土佐を治める長宗我部家の当主。
まるで麗しの姫君のような容貌とおとなしい性格から『姫若子』と揶揄されているが、その心は正真正銘、男の子。
周りにさんざんからかわれたためか、自分の容姿には劣等感を持っている。
想い人がいるらしく、その子を守れる男になろうと日々がんばっている。その姿からは、将来有望な当主としての片鱗がうかがえる。

史実紹介

　長宗我部家の当主。
　幼少の頃は色白でおとなしく、軟弱とも評される性格から『姫若子』と言われていたと伝わる。初陣するのは遅かったがその際に、家臣の秦泉寺豊後に槍の使い方と大将の行動を聞いたとされ、秦泉寺豊後は『槍は敵の目と鼻を突くようにし、大将は先に駆けず臆さずにいるもの』と答えた。そしていざ戦になると元親はその通りに行動し鬼若子と言われる程の活躍をしたとされる。
　家督をついで以降は、土佐の国人から戦国大名に成長し、阿波・讃岐の三好氏、伊予の西園寺氏・河野氏らを破って四国の覇者となった。