発売まであと一週間をきりました、わくわくどきどきが止まりません☆
伏見茜です！

今日は、870支社に新しくいらっしゃる方について、優さんから正式に発表があるということで、この場に皆を集められています～。

優姉さん、まだかな～！

どんな人かな。優しい人だといいなあ。

佐山、今俺のことを見なかったか？

ききき、気のせいですよっ？！

でも、いきなり隊長に配属されるってことは、相当腕が立つ人なんじゃないかしら。

そうだろうな。いや、そうでなければ困る。

不甲斐ない奴で、怪我人増やされたりなんかしたら、たまったもんじゃないわ！

うふふ。楽しみです。
学美ちゃんは、どんな方だと思いますか？

騒がしくなければ、それでいい。

えー。ワイにノリツッコミしてくれる位の奴やないとあかん！

それはまた、ハードルが高いことで……。

メカに対する愛は必須だよねっ！

お前は本当に、機械バカになったもんだ。

そっくりですね！

俺はバカじゃねえよ。

！ 優さんがきました。

やっぱりリーリアさん、耳がいいんですね～。
触っていいですか？

その要求は拒否させていただきます。

はいはい、皆静かに！

もう皆知ってるみたいだけど、改めてお知らせするわ。
SAGE 北九州支部に、新しい人が来ることが決定しました。

わくわく。

どきどき。

今日本部の会長が、特別対応班の隊長にと正式に任命しました。
事務作業が終わり次第こちらに合流して、戦場での指揮をしていただきます。

おお～。

学美ちゃんの掴んだ情報の通りだね。

当然。

茜ちゃん。

はいですぅ！

リーリア。

はい。

ミサキ。

はーい♪

祐子ちゃん。

ははは、はいっ！

エステル。

うむ。私たちの上官ということだな。

そう。その通り。
よろしく頼むわね。

それから、任務によって関わってくるのが、ツカサと学美ちゃん。

うんっ、歩兵部隊は私にまかせて！

情報収集は今まで通り行なう。
新しい人がきたからって、浮かれたりしない。ツカサと違って。

えーっ、アタシ、浮かれてる？

自分で気づいてなかったの？

伊藤さんは訓練教官として、よろしくお願いしますね。

なんだ？ その隊長さんも戦闘に参加すんのか。

ええ、優秀なパイロットさんだって聞いてるわ。

鍛え甲斐がありそうだぜ。

整備班のお二人も。

腕の良いパイロットというのは、機体の傷付け方でわかる。
本当の意味で優秀な奴だと助かるがな。

やっぱり、機体への愛がないとね！
そしたら仲良くしてあげるっ。

オペレータの二人も、お願い。

お任せください。

は～い☆

救護班のアリスちゃん。

まあ、仕事だからね。

マリナちゃん。他の皆と同じように、お世話をよろしくね？

はい、頑張ります。

うんっ。そして870支社司令官の私のメンバーで、新しく来る彼を歓迎してあげましょう！

あのぉ、優さん～。
その新しい隊長さんのお名前を教えていただきたいんですが～。

そういえば言ってなかったわね。
乃木庄一。元日本帝国軍のエリートさんよ。

へえ～。いくつ位？

見た感じだと、私やミサキと同じ位かしら？

優さんはもうお会いしてるんですね。優しそうでした？

そうねえ、好青年に見えたけど、こればかりは話してみないとわからないわ。

性格もだが、気になるのはその実力だな。

そうですね。先程、実際に戦場に立つというようにおっしゃっていらしゃいましたが？

大丈夫よ～。学美ちゃん、データ収集してるんでしょ？

うん。乃木庄一のデータはここに揃ってる。

さすがはワイの学美や！

見せていただけますか？ ふむふむ。

士官学校を首席で卒業、か。
だが、指揮官としての能力は？

この戦歴を見てますと、すっごい人なんじゃないかなって感じです～。

う～…。厳しい人かなあ～…。

部下や後輩からの信頼も厚かった。士官学校時代から、様々な異名をつけられている。

なるほど、つまり、ここで更に面白いあだ名をつける必要があるわけだね！

どうしてそうなる。

早くお会いしたいね、紅葉君！

私としては、そんなエリートさんが此処に馴染むかどうかが心配ですね。

きっと大丈夫です、皆、いい人たちですから。

そういう問題じゃなくて……。

紅葉？ まさかマリナのことを言ってるんじゃあないでしょうね？

マリナちゃんというかその洋服というか……。

マリナちゃんに似合ってて、可愛いよね！

確かに、ツカサみたいなのは日本軍にはいないだろうなぁ。

あっひゃっひゃっひゃ！ ツカサ、言われてますな！

アンタには言われたくないわよ！ 一番異色なのはアンタでしょ！

上手に適応して、うまく私たちをつかってくれればいいのだが。

エステルの心配ももっともよね。

まあ、使えなかったら追い出せばいいだけだし。

あら～。隊長さんも大変ね～。

命令とあらば、完膚なきまで叩き潰すこともできます。

いや、さすがにそこまでは～。

あのさ、どんな人かはわかったんだけど、どうしてそんな優秀な人が、ここに来ることになったの？

そういえば、

そうですね～…。

エリート街道まっしぐらだったのなら、辞める理由なんてないよね？

余程のことがあったとしか、考えられませんね。

後に知られることになるだろうから……先に教えておくわね。
彼は、第10回に話があった、「クーデター未遂事件」に関与してたのだとか。

！！！？

正確には、関与していた疑いがある。
乃木庄一、彼は首謀者の牟田口恭治と士官学校時代からの親友だった。

牟田口さんの親友……。

でもでも、疑いがあっただけなんですよね？
本当かどうかなんて……。

疑うべきは、罰せよ。組織としては正常な判断。
乃木庄一は牟田口の思想に同調していた危険分子として、職務を剥奪された。

ちっ。これだから軍ってやつは……。

その危険分子を、ここで引き受けるってわけか。

監視の目が私にまで及ばないか？

！？！ それは迷惑よ！！！

大丈夫よ。軍は、彼から地位を奪った。
それ以上のことは出来ないと思っているもの。

でも、彼は、諦めてないみたい。

その牟田口さんを捕まえて、自分は無実だと証明する……？

捕まえることが出来なくとも、ここでの戦績を見せてもう一度返り咲くつもりとか。

難しい話はわかんない～。

同じく。脱落中～。

かつての親友が……今や敵……♪

茜さんが嬉々とする理由もわかりませんが、私は、皆さんが難色を示す理由がわかりません。

決定事項には、従うのみです。

従うっていうか、やっぱ会ってみないことにはって感じかな、アタシは。

大丈夫ですよっ！
ぜひぜひ、迎えいれちゃいましょう☆

茜ちゃんがそういうなら。

大丈夫だよね？

ですですっ！

姉さん……。

大丈夫。お前たちのことは私が守るから。

うん……。

とにかく、こちらからの報告は以上。
何か質問はある？

はーい、優さん。
今回はどうやってオチますか？

へっ？

もっと簡単に話して欲しいよね。

わかりやすさって大事だと思う～。

まあまあ、二人とも。そんなに落ち込まないで。

オチ要因がすっかり脱落しちゃってるし。

ああ、でも迷っちゃいますね。私はユーリアさんも応援したかったのですが、このＣＰもなかなか捨てがたいと言いますか、王道ですよね。

ＣＰ……？ control program？ それともcommand post？
もしくはcentral processorやconstraint programmingの可能性も……。

……茜ちゃんとリーリアは、いいコンビよね。見てて和むわ。

二人とも天然だから。

あかん！ ぬるいわ！ ワイがツッコミというものを教えな！

エシュロン。黙って。

そう、その鋭さが必要なんや！

皆好き勝手話し出しちゃってるし、おじいちゃんいつの間にか帰ってるし。

では、もう一人のオチ要因を投入しましょうか。

そんな人いるの？

紅葉くんのこと？

私をあまりネタにしないでください。

なんだ、また酒盛りするか？

ははは……また茜ちゃんが泣きますよー…。

実は開始直後から通信を受信していたので。
繋ぎます。

でぇ～い！！！
何故繋がらんのだ～！！！

ご主人さま～。あっ、だめっ、そんなぁっっっ。

こわれちゃうよぉ。

後に我が宿敵となる乃木庄一の話であろう？
ならば我も話をせねばならんのだ～！！

ああ、新しいオチ要因。

なるほど。ということで今回の広場はこれにて終幕☆

はっはっは、我が母国復興の志を妨げるSAGEの諸君。
貴君らの奮闘は、我が直接通信を繋ぐ程讃えているのだ。
誇りに思われよ！

通信元を探知されちゃいます、駄目です～～～！
やめてくださ～い！！！

あああ、アレク様が叩いたメカから煙がぁ！

して、新たにくるという隊長殿はどこにいるのだ？
む！ なんだこの煙は！

アレク様のばか～！

はうううう～。

待てっ、まだ話は終わって……な…………（ぶつん