群雄割拠

年表 天下麻のごとく乱れる 太閤の遺産 猛虎迅雷 群雄割拠 飛龍乗雲 巨星を継ぐ者

 北条氏が関東で豪族たちと覇を競い、武田・上杉両陣営が甲信で睨み合い、三好・松永両氏の近畿の牙城では格上の六角氏を緒戦で破った浅井氏が頭角を顕し、中国では陶・大内氏を滅ぼした毛利氏が尼子氏に迫りつつあったこの時代――
 今川氏は三河・松平氏を封じ込めたうえで、上洛のためか、はたまた東海支配の強化のためか、西進の準備を進めていた。
 そして永禄三年(1560年)、大挙して押し寄せる今川軍を前にした尾張の雄・織田信長は、「人間五十年、下天の内をくらぶれば夢まぼろしのごとくなり」と、幸若舞『敦盛』を舞った後、桶狭間の戦いに挑む。
 世はまさに、天下を巡って激動の時を迎えようとしていた。

大名家リスト

南部江戸太田波多野大内薩州島津肝付
葛西北条赤井安宅島津吉川
大崎今川三好阿波細川岩付太田細川京兆
伊達松平松永阿波三好毛利伊東
相馬織田伊勢守畠山十河長野六角
蘆名織田筒井河野小早川相良
安東斎藤一色長宗我部白井長尾京極
武藤北畠但馬山名本山三村阿蘇大宮司
最上武田因幡山名一条宇都宮浅井
佐竹真田尼子鎮西宇都宮宇喜多有馬
小田上杉赤松大友那須若狭武田
結城椎名別所立花備前浦上龍造寺
古河足利神保小寺秋月里見
千葉能登畠山播磨浦上少弐朝倉