朝倉家に長く仕え、重鎮として代々の当主を支えてきた武将で、義景に仕えつつ実質的には朝倉家の当主とすら言われる人物。
老齢ながら、その手腕の冴えには衰えがまったく感じられない。
朝倉家の現当主、義景の事を、非常に……非常に気にかけているが、すでに自分ではどうしようも無いと考えており、誰かなんとかしてくれないものだろうかと憂いている。
朝倉氏当主である朝倉貞景・朝倉孝景・朝倉義景の三代を一族の重鎮としてよく補佐し、各地を転戦して武名を轟かせた名将。
『軍奉行』に徹し、軍事面で主家の発展に大きく貢献した武将であるが、その宗滴の遺訓ともいえる『朝倉宗滴話記』は宗滴の生涯12度に及ぶ合戦経験の話を記したものといわれ、戦国武将としての教訓の数々や『武者は犬とも畜生とも言われようとも、勝つ事こそが肝要である』といった合理的な考え方が記されている。