常陸、佐竹家当主。
知勇に優れ、幼くして才覚を示した。そのせいか人を見下すようなところがあり、ほとんどの相手に対して、特別な理由がない限りは傍若無人に振る舞う。冷厳な言動と勇猛さから『鬼義重』とも呼ばれている。
顔の右半分を鬼の面で覆っているが、特に深い理由があるわけではない。女性は元より人付き合いを煩わしいと考えている人物なので、人除けとして付けているだけかも知れないが真相は謎。
『鬼義重』『坂東太郎』の異名で恐れられ、北条氏と関東の覇権を巡って争い、佐竹氏の全盛期を築き上げた名将。
領内の金山に最新の冶金技術を導入して豊富な資金力を実現した。関東一の鉄砲隊を備えたという。
幼い頃から聡明であったらしく、10歳頃には父に代わって実際の政務を行っていたことを裏付ける手紙も残されている。