伊達家家臣のひとり。
神職の家系に産まれたが、輝宗に見出されて政宗の友人兼守り役に抜擢される。
政宗と成実という奔放な二人を見て過ごすうちに、自らの立ち位置をまとめ役と見定め、いまでは政宗を補佐し、伊達家の次代を担う軍師となっている。
少し斜に構えて物事を見るところがあるが、知勇を備えた頼りになる人物。
伊達氏家臣で、伊達政宗の軍師役を長年務めた。
伊達家中では、『武の伊達成実』と並んで、『智の片倉景綱』と呼ばれ『伊達三傑』の一人として人気が高い。
一説によれば剣術にも長け、幼少期の政宗の剣術指南も務めたと言われるなど、智勇を兼ね備えた武将であったと伝えられ、また大変な笛の名手であったとも言われる。
景綱の知才は、時の天下人・豊臣秀吉にも高く評価された。秀吉は景綱を直臣に迎えようとして三春5万石の大名に取り立てようとしたが、このとき景綱は、政宗への忠義を選んで辞退している。