佐竹家家臣。
七尺ほどもある樫木棒を振り回して戦場を駆け回る荒武者で、その秀でた武勇と短気な性格から『鬼真壁』と呼ばれ、恐れられている。
意外と人間くさいところがあり、これはと見込んだ相手には臣従を誓い、全てを捧げて尽くす。また、気に入った相手には気さくに笑顔を見せて話しかけるところもある。
当主に倣ってか彼も左反面を鬼面で覆っているが、真相は不明。
真壁久幹の子で常陸国真壁城主。佐竹義重に早くから仕え、妹婿の梶原政景とともに対北条氏戦線の最前線に立つ。
長さ2メートルもの木杖『樫木棒』を振り回して戦場を駆け抜け、その秀でた武勇から『鬼真壁』と渾名され、恐れられたという。
佐竹氏の主要な合戦のほとんどに参加し、さらには文禄の役にも従軍して真壁・筑波両郡に4,500石を与えられた。
剣術の師匠は塚原卜伝であると言われ、同門で同じ常陸出身の斎藤勝秀と腕を競い合ったという。後に『霞流棒術』を創始した。