生まれも育ちも生い立ちも、諸々全て謎の人物。
天地の理からすら自由であるかのように振る舞う様子は、人ですらないのではと思わせる。
術を発動する時は瞳の色が変化する。
戦国時代の日本において存在そのものすら疑問視されている人物で、その振る舞いは中国の仙人じみている。『七宝行者』とも言われ、多数の有名武将に幻術を披露した記録が残っている。
松永久秀に数年前に死んだ妻の幻影を見せて震え上がらせという話は勇名。豊臣秀吉に召し出された時は秀吉が誰にも言ったことの無い過去の行いを暴き、秀吉の怒りを買って磔刑に処されたが鼠に姿を変えて脱出。その鼠は鳶が加えて飛び去ったと言われる。
その後もあちこちに姿を見せているので、鳶に食べられずに助かったことは確からしい。