生没年不詳。信州鳥居峠の麓に住んだ郷士鷲尾佐大夫の子とされる。戸沢白雲斎に甲賀流忍術を学び、皆伝の域に達したという。猪狩りに訪れた幸村と鳥居峠で偶然めぐり会い、その技を披露して家臣となった。十勇士の中心的存在で、その神出鬼没の行動は敵味方をくらまし、幸村を大いに助けたという。