1521~1606年。木枝城主重安の子。相良長定与力の犬童氏が滅亡する中で、幼少のため生き残った。八代で相良治頼の謀叛に加担して出国、出家して伝心と称す。1556年帰参し、還俗した。1559年の獺野原合戦、1581年の水俣城での島津勢との戦いなどで傑出した働きをみせた。籠城中、新納忠元と連歌に興じるほど豪胆だった。