安東愛季

安東家家臣。大人しそうな見た目とは裏腹に、「斗星(北斗七星)の北天に在るにさも似たり」と評されるほど知勇に優れた武将。普段は穏健そのものな彼女だが、本気で怒った彼女の姿を見たものは皆口を閉じてその様を語らないという……。

デザイナー:譲葉
CV:佐藤美佳子
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史実紹介

出羽国の戦国大名。檜山系安東氏第8代当主。
長く分裂していた檜山系と湊系の安東氏を統一し、安東氏の戦国大名化を成し遂げた智勇に優れた人物であったと言われている。統一の経緯には諸説があり不詳であるが、婚姻関係と養子縁組とにより檜山系が湊家を事実上吸収したものと推測されている(そもそも愛季の父母はそれぞれ檜山、湊出身である)。
1565年2月28日付けでルイス・フロイスが書き記した書簡には、「日本の極北にて、都より約三百リーグを隔つる所に一大国あり、野獣の皮を着、全身多毛、髪髭頗る長き蛮人之に住す。(中略)蝦夷に近きゲスエン地方に秋田という大市あり。彼等は多数此市に来りて貿易し、秋田人も亦時々蝦夷に赴く」とあり、代々蝦夷との交易を管理してきた檜山系安東氏として、湊系との統一後も北方交易を行っていた。