新国連は、第三次世界大戦後の早急な秩序回復と恒久的な世界平和を目的に、旧国連のメンバーを中心に、アメリカ、ロシア、オーストラリア、ニュージーランドなどの協力により設立された。本部はオーストラリアに置いている。
新国連では、国際紛争解決のための軍事力行使は、旧来のように国連決議に従って各国が軍隊を派遣するのではなく、新国連が直接行使する事を基本方針としている。そのため、正規軍の編制を現在進めているのだが、予算、人材の不足から完全な形での立ち上げには、かなりの時間を必要とする状況にあった。
そこで、新国連軍は正規軍編制までのつなぎとして「委任派遣軍」の採用を決定した。
「委任派遣軍」は先の第三次大戦で職を失った軍人を中心に構成された、いわゆる傭兵部隊であり、彼らは新国連と契約することで、武器弾薬などの物資支援、および戦地への輸送や補給といった支援を受けることができた。