指揮官

【新国連 軍団長(味方陣営)】

キム・デイル

●キム・デイル(韓国出身、1973年生、陸軍指揮官)

 旧韓国軍出身の陸軍指揮官。明るく爽やかなイメージで、おしゃべり好きである。しかし、かつて軍を指揮していたとき、暴走した彼の部下の行動が原因で市民の犠牲を出してしまったという過去を持つ。そのため、軍は国民によってコントロールされるべきであるという文民統制の原則を徹底して守るようになった。
 新聞記者の社ありさとは喧嘩友だち。ゲーム序盤から行動をともにするカール・ホルトは堅物のイメージがあるため、あまり親しくないように見えるが、お互いにその能力は高く評価しているようだ。
 第3次大戦中は「クロマイトII」作戦などに参加したが、戦闘中に負傷し、ベッドで終戦を迎えた。戦後、故郷で住民自衛団を指揮していたときに今の隊長(プレイヤー)と出会い、仲間となる。プレイヤーがゲーム開始時から率いている軍団長のひとりである。
 戦闘ではアグレッシブな攻勢を好み、相手に反撃の隙を与えない電撃戦を得意としている。

カール・ホルト

●カール・ホルト(ドイツ出身、1966年生、陸軍指揮官)

 旧ドイツ陸軍出身の優れた指揮官。ドイツ軍時代は、生来のカリスマ性と部下思いの性格のため下からの受けはよかったが、自分の能力を過信するあまり上層部にも平気で意見するところがあり、上からの評判はさんざんであった。
 外見どおりの堅い性格で、キムのような軽口は間違っても叩いたりしないタイプである。
 かつては「北部ドイツ防衛戦」などで活躍したが、第3次大戦後にドイツ軍は崩壊。国内に拠点を置く、ユニオンヨーロッパへの抵抗組織に参加した。その抵抗組織での戦いの中で、彼がユニオンに捕らわれそうになったときに隊長(プレイヤー)に助けられたのがきっかけとなり、それ以来行動を共にするようになった。プレイヤーがゲーム開始時から率いている軍団長のひとりである。
 ねばり強く、じっくりと指揮をとるタイプで、この点でもガンガンいきたがるキムとはタイプが異なる。


【ユニオン 軍団長(敵陣営)】

クリストフ・ローゼン

●クリストフ・ローゼン(ノルウェー出身、1974年生、陸軍指揮官)

 相手の考えも見抜いた上でアクションを起こす、かなり有能な指揮官といえる。
 大戦当初は軍の下級指揮官でしかなかったが、戦況が進むにつれ「ナルビク防衛戦」や「ナイデンの戦い」で次々と戦果を上げる。
 戦後は、雇われ指揮官のような立場で各地を転々としていたが、その実力を評価するメンバーからユニオンの創設に誘われる。しかし、ここでも狡猾さを発揮したローゼンは、地域別のユニオンに参加することをきっぱりと拒否し、ユニオンの協議組織である「ユニオン統一議会」の軍事部門担当者となった。
 プレイヤーとは、戦場で何度も顔を合わせ、最後の最後まで戦うことになる。攻撃、防御のどちらにも強い、もっとも手強いライバルである。


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