北朝鮮で開発されたT-62の独自改修型である。
北朝鮮はT-62を1970年代にソ連から入手し、1980年代には国内での生産を開始、天馬号
と呼んで合計1,000両以上を配備したと見られる。しかしT-62は1960年代の戦車である
ために韓国軍の戦車に対抗するには性能が不足しており、後に各種の改修が施された。
天馬号ⅡはT-62の弱点とされていた遠距離での射撃精度を高めるためにレーザー測距儀
を搭載しており、天馬号Ⅲでは後に入手したT-62Mを参考に増加装甲が施されたと言われ
る。天馬号Ⅳでは砲塔の外形が大きく変わり、角ばった砲塔の後部にはリアクティブ・
アーマーが装着されている。またこれらの車体ではエンジンの改修も行われているとも
言われるが、詳細は不明である。
武装 |
115mm滑腔砲 14.5mm機関銃(対地/対空) 7.62mm機関銃(対地・同軸) |
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(データは推測値) |