ソビエト軍

ソビエト軍
キーロフ

兵器

【兵器解説】

 1933年からの第二次五ヵ年計画において建造されたソ連の近代巡洋艦。第一次大戦やロシア革命の影響により低下した造船技術では計画が進まず、イタリアから技術者を招いてなんとか完成に至った。設計的にはイタリア巡洋艦の影響が大きく、それまでのソ連巡洋艦とは大きく変化し、性能も大きく向上している。イタリア艦のソ連艦独自な部分としては砕氷機能などが追加され、800t程増加しているが基本としたのが軽巡だったため、基準排水量は7700t程度であった。大戦中は1番艦キーロフがバルト海艦隊、2番艦ヴォロシロフが黒海艦隊に所属し、独軍との激戦を戦い抜き終戦まで生き残っている。なお、当初4隻建造される予定であったが、3番艦以降はマキシム・ゴーリキー型に計画変更となっている。