1941年6月22日、ドイツ軍はバルバロッサ作戦を
発動し、電撃的にソ連領に対し侵攻を開始した。
しかし、日ソ紛争の分析をもとに機甲師団の再編成が
行なわれていたソ連軍の組織的反撃を受けて
壊滅的な損害を被ってしまう。そしてドイツ軍は、
併合したチェコスロバキアおよびポーランドの占領地域を
放棄して東部ドイツ国境まで後退するはめとなった。
ドイツは、このバルバロッサ作戦で陸軍を、
バトル・オブ・ブリテンでは空軍を叩かれ、
未だにフランス、ノルウェーをその支配下に置いてはいたが、
既に崩壊寸前のように思われた。
一方ソ連は、ヨーロッパでルーマニアなどの
バルカン半島諸国への侵攻を開始し、アジアでは中国、
朝鮮の国境を越境して陣地の構築を始めるなど、
あからさまな領土拡張主義による侵略行為に出てきた。