【解説】
B-36と同じ「テン・テン・ボマー」というコンセプトで作製された全翼型長距離爆撃機。全翼機という前進的な設計であったが、長い駆動軸で回転する巨大な二重反転プロペラに振動が発生し、また操縦系も既存のものと大きく違ってしまい、操縦性・安定性の問題を抱える事となってしまった。しかしその後、改設計機としてジェットエンジン搭載のYB-49が造られ、XB-35と共にテストした結果、陸軍に全翼機の有用性を証明し期待されたが、国防費の削減からB-36が採用され、開発の遅れていた両機は不採用となってしまった。先行量産型。