【解説】
大戦時に得られた戦訓の集大成として完成したアメリカ最後の重巡洋艦。半自動式の新型砲塔を搭載しており、非常に速い連射速度を持っている。計画では12隻完成する予定だったが9隻がキャンセルとなり、完成したのは1番艦デ・モイン、2番艦セーラム、4番艦ニューポート・ニューズの3隻のみであった。戦後艦である当艦は、スエズ危機やレバノン危機・キューバ危機・ベトナム戦争で警戒任務や支援任務に就き、1960年頃から順次退役し1991年に全艦除籍となった。なお、ニューポート・ニューズはスクラップとなったが、デ・モイン、セーラムは現在は記念艦として余生を送っている。