【解説】 アメリカ軍で最も多く建造された条約型重巡洋艦。主砲塔の位置は変化していないが、フォクスルが中央部から後方に延長され、乾舷は復元性強化の為低くなっており、艦橋も大型化した事で、それまでの米重巡とは印象が異なるシルエットとなっている。また、船体が短くなった事で対空機銃が減少しているが、その分装甲密度が増加している。大戦中は7隻の同型艦全て太平洋方面で使用され(4番艦タスカルーサは末期から)、うち2番艦アストリア、6番艦クインシー、7番艦ヴィンセンズは第一次ソロモン海戦で戦没している。