【解説】
太平洋方面の空母補充の為、建造中の軽巡洋艦クリーフランド型9隻を急遽軽空母に改設計したもの。高速力というメリットはあったが、軽巡からの改装のため小型であり、搭載量が少なく(常に満載状態)防御面も貧弱であった。その為、2番艦プリンストンは日本機の攻撃を受けた際に、搭載していた魚雷が誘爆し沈没している。しかし、太平洋方面に配備され大戦後期の主力軽空母として活躍し、残りの8隻は大きな損害もなく戦後まで生き残った。なお、戦後スペインに売却された7番艦カボットが1997年に解体された際の、その経過を撮影した写真が何枚か存在する。見ると解るが、飛行甲板と格納庫が取り外されると、軽巡時代の甲板がそのまま出てきおり、当時の改装がどの様に行なわれたか一端ながらわかる。