【解説】 潜高型の発展型。本土決戦用に開発された海龍などの特殊潜航艇の弱点である航続距離の短さを補うために建造された。設計思想は潜高型を基にしているが、設計ベースは戦時急造型の中型を基にしているため、短期間で設計を完了し、工業力の落ちた大戦末期でありながら、計画から竣工するまで半年程度しかかかっていない。当時の記録が曖昧なため、計画数・竣工数は不明だが、本土決戦用に温存され実戦に参加した艦はいないようである。