【解説】
朝潮の発展型の甲型駆逐艦。朝潮と同等の大きさ・武装・速力を持ちながら、効果的な軽量化により航続距離は大きく上回る。当初速力の向上も考えられていたが、船体が更に大型化する事が判明し、朝潮と同様の35kt程度で妥協されている。大戦中はその能力が買われ、常に第一線で使用される事となり、建造された19隻の内18隻が戦没している。なお、その残った艦が、幸運艦として有名な8番艦雪風である。この艦は、第三次ソロモン・マリアナ・レイテや大和の水上特攻などの激戦に参加しながら、殆ど損害を受けておらず、まさに奇跡と言えるほど