【解説】
妙高の準同型艦として設計されているが、各所に改良が加えられている。防御面では、主要区画を短くすることで、装甲を密集させ強固にしてある。主砲塔は最大仰角を70度まで可能にし、対艦対空両方に射撃可能となっているが、これは旋回の遅さから運用性は悪かったようである。また、雷装も改装され、発射菅数は減ったが、次発装填装置を装備したことで、戦闘中も魚雷の装填が可能となった。更に艦隊旗艦能力も追加され、艦橋が3倍ほど大きくなっている。大戦中は多数の戦闘に参加し、レイテ沖海戦で愛宕・摩耶・鳥海は沈没したが、高雄は終戦まで生き残り、その後英軍に接収され海没処分されている。