【解説】
八八艦隊構想の1番目として建造された戦艦。主砲の40cm連装砲は、建造当時最大の火力を有していた。また、当初秘匿とされた速力は他国の戦艦を大きく上回る高速戦艦であった。八八艦隊構想自体は条約により頓挫してしまったが、長門と(ごり押しであったが)陸奥は完成し、大和が登場するまで日本艦隊の旗艦として長く使用された。その後数々の戦闘に参加し、陸奥は事故(詳細は不明)で沈没したが、長門は戦後まで生き残り、戦利艦として米軍に譲渡された。なお、長門はその後、ビキニ環礁での原爆実験で標的艦として使用され、大戦を生き抜いた名艦としては、あまりに悲しい最期を迎えている。