攻略第四回

 攻略第3回でバンバン戦闘を行いましたが、勝っても負けても艦隊戦や航空戦を行うと戦力が減っていきます。配備されている戦力には限りがあるので、後々困らないように航空機生産と艦船建造を行い、戦力の随時補填を行いましょう。今回は日本の航空機メーカーと国内造船所にそれぞれ発注を行います。

「航空機生産」

 日本の航空機が製造される根拠地は陸軍が前橋、海軍が名古屋で製造されます。
 アメリカは陸軍がデイトンとコレヒドール、海軍がワシントンDCとミッドウェイです。
 毎ターン開始時には生産された機体がそれぞれの根拠地に配備されます。

海軍:「三菱」「中島」「愛知」「川西」「昭和」
陸軍:「三菱」「中島」「川崎」「立川」

 空母に搭載する艦載機は主に海軍で、陸上から離陸する航空機は主に陸軍です。
 陸軍機は主にビルマや中国などで使用され、海軍機は太平洋上の島々への作戦に使用されていました。海軍といえば艦載機の印象が強いかもしれませんが、海軍でも陸上攻撃機として、一式陸上攻撃機や深山などの陸上発進の爆撃機もあり、多くの作戦が成功しています。


 航空機を生産する際は「航空機生産」画面を開き、それぞれのメーカーの機体を何機生産するか発注する数を指定します。

 例えば零戦を生産したい場合は海軍機の生産可能なリストから「零戦」の「生産機数」の項目に総生産数を入力します。生産する数を入力すると生産ラインが稼動し、基本生産力を必要生産力で割った数 だけ1ターンごとに零戦が生産されます。

 1ターンごとの生産数を増やしたい場合は「総生産力」の隣にある「残り」のポイントを生産力に割り当てます。「残り」のポイントは生産数を増やすことに使用しますが、「20」ポイントためると開発ポイントが「1」増えます。この開発ポイントを開発画面で開発を急がせたい航空機の開発力に割り振ることで、開発する期間を短くすることができます。


 また、使用しない機体を決めて生産ラインを破棄することで残りの生産力を増やすことができます。生産力を増やす場合は残りポイント数の割り振り方に注意しましょう。

 また、生産する機体を変更したい場合は生産リストから変更する機体を選び現在生産可能な機体一覧から生産したい機体に変更することができます。しかし、変更した機体が生産されるには最低10ターンから最大15ターンの期間が必要なので注意してください。

  • 「航空機の種類について」
    艦船に戦艦や巡洋艦があるように、航空機にもタイプがあります。
  • 「戦闘機」「重戦闘機」「艦上戦闘機」
    艦隊、基地、攻撃機の編隊護衛など主に敵機との戦闘を行う。
  • 「攻撃機」「艦上攻撃機」「爆撃機」「軽・重爆撃機」「艦上爆撃機」
    主に艦隊への爆撃、雷撃や基地への爆撃を行う。
  • 「偵察機」「艦上偵察機」「水上偵察機」
    主に索敵や偵察を行い状況を知らせる。
  • 「輸送機」
    輸送任務につかわれる。
  • 「飛行艇」
     飛行場からではなく、海上で離着水ができ兵員などを輸送できる。
     また爆撃することもできる。

 「北方侵攻作戦」では根拠地間が狭い内地への攻撃が主任務なので、戦闘機は重武装の重戦闘機、爆撃機は重爆撃機を大量に生産すると、敵の迎撃機や爆撃機に対して有利に戦えます。

 ただ、このような重武装で大きい機体は整備しにくかったり、生産するのに多くの「鉄」や「軽銀」が必要になります。

「艦船建造」

 建造可能日になり、建造可能となった艦船は、国内の造船所で建造することができます。
 建造可能な根拠地は「横須賀」「呉」「舞鶴」「長崎」です。その他「クェゼリン」などの海外根拠地は修理のみとなります。それぞれの造船所には艦船を収容するドックがあり、8つまで一度に建造または修理することができます。

 なお、アメリカの建造可能な造船所は「ボストン」「ポーツマス」「パールハーバー」です。

各造船所では量産可能クラスの艦を量産することができます。
 量産可能な数をルールで制限がある場合は、数に制限があります。

 艦船建造の際は、艦船建造画面で建造したい根拠地のドックを選択し、建造したい艦船をリストの中から選び建造を開始します。

 建造を開始すると、建造中のドックの規模欄に現在建造している艦の現時点の規模とその艦の最大規模が表示されています。この現時点の数値がその艦の最大規模に達すると建造完了です。

 建造している艦船の規模は基本的に戦闘艦が1ターンで1づつ、商船は10づつ上昇します。この上昇値は最初のルール設定で増やすことができます。

 戦艦など戦闘に特化した艦を建造する楽しみもありますが、潜水艦による通商破壊に輸送船団があることもあるので、多少は商船を建造するようにしましょう。
 こうして建造が完了した艦は、そのまま根拠地に配備されます。

「艦船のタイプ」

 艦船のタイプはそれぞれ以下のように分かれています。


  • 戦闘タイプ
    「空母」艦載機を搭載し、海上の航空基地としての役割を持つ。
    「戦艦」強大な砲撃力をもち、敵艦や敵の地上戦力を減らす役割を持つ。
    「重巡洋艦」戦艦より砲撃力は落ちるが、速力で勝り対潜能力を備えている。
  • 支援タイプ
    「軽巡洋艦」駆逐艦と共に行動する、魚雷を主装備とした水雷戦隊の主力艦。
    「駆逐艦」巡洋艦より量産が可能、対空・対潜武装を主兵装としている。
    「海防艦」近海の哨戒などに使用。
  • 輸送・補給タイプ
    「輸送艦」兵員や物資などの運搬に使用される。
    「油槽艦」ガソリンや重油などの輸送に使用される。
  • 潜水艦
    「潜水艦」長大な航続距離と秘匿行動で通商破壊や艦船への攻撃を行う。

 建造する際は、どの艦を建造するか考慮して建造を行わないと約100ターン以上かけても使用する機会がないことがあります。また、うまく物資を運搬すれば2次大戦中のアメリカが毎週の様に空母を造った「週刊空母」の表現に匹敵するほど、かつての日本軍がなしえなかった大艦隊も夢ではありません。ご利用は計画的にしましょう。

 次回、攻略第五回は航空機生産と艦船建造に続き、開発について紹介ます。