【いろいろと細かな設定もできます】

さまざまなパターンでチームや環境の設定ができるのは、「戦略プロ野球」シリーズの大きな特長のひとつです。

監督に関する設定については、第3回でご紹介した通りです。

「戦略プロ野球2003」の設定で基本となるのは、"日程画面"です。

この日程表からほとんどすべての設定が登録/変更可能です。

「戦略プロ野球2003」には、ゲームモードとして"監督""観戦""スキップ"の3つのモードが搭載されています。
"監督"モードとは、1試合1球1球についてすべて指示を出すことができるモードです。
ひじょうに細やかな采配が揮える半面、延長戦になると、1試合あたり子一時間を要する場合もあります。
"観戦"モードでは、バッターの打席結果だけをアニメーションで観ることができます。"監督設定"で自軍の方針を設定しておきさえすれば、あとはコンピュータが"シーズンマネジメントシステム""ゲームマネジメントシステム"を活用して自動的に采配を揮います。1試合あたり、15分程度で決着がつきますから、飲み物を片手に気楽にデスクトップナイターを楽しめるモードといえるでしょう。
"スキップ"モードとは、スキップに設定した試合結果だけを表示するモードです。1試合が数秒間、1シーズンでも1時間程度で終了します。早く試合結果が知りたい方のためのモードです。

「戦略プロ野球2003」では、140試合ものペナントレースを戦いますから、その1試合毎に"監督""観戦""スキップ"の設定をして行くと大変に面倒です。そこで登場するのが便利な機能、"観戦一括設定"です。

画面右上にある"観戦一括設定"をクリックすると、設定用のウィンドウが開きます。あとはどのモードでお楽しみいただくか、選択するだけで、すべての試合モードが決定されます。もちろん1試合毎の設定もできますから、普段は"観戦"モードで観客気分にひたり、いざ天王山! というときに、その試合を"監督"モードに変更することだってできてしまいます。

画面左上の"ミーティング"ボタンをクリックすると、ミーティング画面になります。

ここでは、リーグ情報やリーグ成績の確認、チーム打順変更や監督設定、トレードなどが行なえます。
現在のチームの編成状況を知りたい場合、変更したい場合は、"チーム編成"ボタンをクリックするとオーダー画面が表示されます。

画面は「スタンダード」のものです。

このオーダー画面上で、選手をドラッグアンドドロップするオペレーションにより、オーダーやローテーションが簡単に変更できます。

最新のオーダーに変更してみました。

このように、チーム編成も思いのままです。

またこの画面では、シーズン開幕前に限り、選手の能力も自由に編集できます。

今季好調のホークス井口選手のデーターを変更しています。
選球眼を"B"に、ミート力を"A"にしてみました。

さらにいずれかの選手スロットを利用して、ゼロから編集を行なえば、完全オリジナルの選手も作成できます。

こんなスーパースター(苦笑)を作って、贔屓チームをテコ入れすることだって可能です。

最後に、各画面から"CONFIG"ボタンをクリックすると、各種環境オプションを変更することができます。その機能について、ご説明いたします。
BGM
 試合中の音楽のON/OFFを選択できます。
効果音
 試合中の打球音や歓声などのON/OFFを選択できます。
審判
 試合中、審判のコールのON/OFFを選択できます。
試合終了後マウスクリックを
"する"にしておくと、"次の試合"ボタンをクリックしない限り、その試合の結果表でストップします。
"日程画面""自動消化"にしてしまうと、このオプションは無視されます。
"しない"にすると、試合終了後、数秒間で次の試合が始まります。
リーグ優勝決定前に中断
"する"にしておくと、どこかのチームの優勝へのマジックナンバーが2または1になった時点で、試合消化が自動的に停止します。優勝胴上げシーンを見逃したくない方のためのオプションスイッチです。
試合中ウィンドウのグリッド移動
 "する"に設定しておけば、試合中"配球スコープ""スコアボード""監督情報"といった、各種ウィンドウを自由に移動できるようになります。移動後の座標は自動的に保存されますから、自分だけの見やすいレイアウトにカスタマイズすることができます。
試合中のゲームスピード
 投球の間合いや、アニメーション描画のスピードを5段階に変更できます。普段は"速い"に設定しておくことをお薦めします。
試合中演出を簡素化
 "する"を選択した場合、ホームランを打ったときの花火や、ラッキーセブンのジェット風船、応援メガホンなどの演出を省略することができます。お手持ちのマシンで、試合中の描画が遅く感じるようでしたら、このオプションスイッチを"する"に設定することをお薦めします。