F-2はF-1の後継として開発された戦闘機である。当初は完全に国産の機体となる予定であったが、政治的な問題からF-16をベースとしてアメリカと共同開発を行った。見た目の印象はF-16とあまり変化が無いが、機体の寸法などは大きく異なり全く別物となっている。面積を拡大した主翼は炭素系の複合材で一体成型され、主翼下に対艦ミサイルASM-2を合計4発搭載可能である。1990年に開発を開始、1995年に初飛行を行い、2000年から部隊配備が開始された。価格の増加などで生産数は当初の予定数より下回ったが、2011年までに試作機を含めて合計98機が調達される。